洗濯のすすぎ1回での柔軟剤!注意点と効果を発揮する使い方

洗濯に使用する洗濯用洗剤、すすぎ1回でOKと書かれているものがあります。しかしすすぎ一回では洗剤残りが心配になったり、柔軟剤の効き目が気になる方もいらっしゃいます。

そこで洗剤や柔軟剤の効果を発揮できる使い方、またNGな使用方法について紹介をいたします。

すすぎ一回だと柔軟剤の効果が、以前よりも発揮されていないような気がする。そんな方はぜひご覧になってください。その理由がわかりますよ。

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洗濯機に洗剤と柔軟剤を一緒に入れるのはNG

洗濯洗剤の中には「柔軟剤入り洗剤」というものがありますが、「洗濯洗剤と柔軟剤を混ぜて作れば柔軟剤入り洗剤になる!」と安易に考えて、これを自作してしまう方もいるようで、まず第一に、このような自作した柔軟剤入り洗剤で洗濯をしている方は、絶対と言っていいほど、柔軟剤の効果が発揮できない洗濯をしているはずです。

本来、柔軟剤入り洗剤は、「両性界面活性剤」という成分で出来ているため、洗濯物を洗っている最中には洗剤の「陰イオン界面活性剤」の役割を、すすぎの時間になると柔軟剤の「陽イオン界面活性剤」の役割を、しっかりと時間差で果たすことが可能になります。

しかし、洗剤と柔軟剤を混ぜて自作で洗剤を作ったところで、成分は「陰イオン界面活性剤」と「陽イオン界面活性剤」から変わることはなく、どうやっても「両性界面活性剤」を作り出すことは出来ませんので、結果としては「陰」と「陽」が打ち消し合ってしまって、洗剤の働きも、柔軟剤の働きも止めてしまうことになります。

そのため、洗剤と柔軟剤を混ぜて一緒に使うのでは、柔軟剤の効果を発揮できないだけではなく、洗剤の効果すら発揮できなくなるので、絶対にNG!
使うのであれば、始めから柔軟剤入りの洗濯洗剤を購入することをおすすめします。

すすぎ1回で洗濯をする場合の柔軟剤の効果

すすぎ1回の洗濯では、洗剤残りが洗い流しきれず、洗剤の「陰イオン界面活性剤」の成分が残った状態になることが多く、そのような状態では、柔軟剤の効果が発揮できずに効果半減という結果になってしまうため、柔軟剤入り洗剤を使っている方でも、洗濯洗剤と柔軟剤を分けて使用している方でも、柔軟時の効果が十分に発揮されていないように感じる方は多いのではないかと思います。

溜めすすぎ、注水すすぎ等、すすぎの方法をいくら変えてみたとしても、すすぎ2回の洗濯に比べれば、すすぎ1回の洗濯は柔軟剤の効果は得られにくいと断言できます。
しかし、最近では洗濯洗剤でもすすぎ1回を推奨しているものも多く、そのような洗剤の場合には、柔軟剤の効果をすすぎ2回の洗濯と同様に得られる可能性もあるということは忘れてはいけません。
大切なのは、洗濯洗剤と柔軟剤を正しく選ぶことと、それに合った洗濯方法をしていくことです。次の見出しで説明していきます。

洗剤残りや柔軟剤の効果が気になる場合の洗濯すすぎ1回

最近ではすすぎ1回の洗濯が一般的になってきていますから、洗濯効率は上がっているはずです。

すすぎ1回の洗濯でも、柔軟剤の効果を発揮することはできますし、先程からお伝えしている「洗剤残り」についても十分に対応することができます。

私は以前、洗剤残り、柔軟剤の効果薄にとても悩んでいました。
今では主婦の間で当たり前の様になっている、酸素系漂白剤を使った洗濯槽のお掃除をすれば、柔軟剤の香りが良くするようになるのではないか、とか、柔軟剤の量を増やせばいいのではないか、とか…いろいろなことを考え試してきました。

しかし、その時の私は、意外な方法でこの洗剤残りと柔軟剤の効果薄の問題を解決することができたのです。それが、洗濯洗剤や柔軟剤の注意書きを確認するということ。
洗濯洗剤や柔軟剤の容器の裏面には、必ず使用上の注意が書かれていますが、1から10まで事細かく読んでいる人は少ないですよね。私は、最初の1すら見ていなかったズボラ主婦の一人です。

たいてい、注意書きの最初の方には、「すすぎ1回でOK」「すすぎは2回を推奨」などの表示がされていたり、「溜めすすぎにしてください」などのコースの指示があります。
私が洗濯残りと柔軟剤の効果薄に悩んでいた時に使っていた洗濯洗剤と柔軟剤は、どちらもすすぎ1回には対応していたものの、すすぎコースは私が使っていなかった「溜めすすぎ」を推奨しているものだったので、おそらく原因はすすぎのコースミスにあったと考えられます。
事実、溜めすすぎで洗濯をした所、洗濯の仕上がりも柔らかく、柔軟剤の良い香りが物干し部屋いっぱいに広がりました。

まずはお使いの洗濯洗剤と柔軟剤の注意書きを確認して、自分が日頃行っている洗濯コースとズレがないかを確認してみましょう。
私は、洗剤残りが少なくなるように、注水すすぎをしていましたので、溜めすすぎ専用の洗剤は使わなくなりましたよ。

洗濯すすぎ1回を選んだ場合の柔軟剤投入のタイミング

多くの方が全自動洗濯機を使っていると思いますが、全自動洗濯機では、洗濯を開始する際にすべての洗剤を、投入口にセットしてしまえば、あとは洗濯が終わるまでノータッチのスタイルですよね?二層式洗濯機と比べて、洗剤を一度に投入出来るという点も、全自動洗濯機のメリットの一つではあるのですが、すすぎ1回で洗濯をする場合には、私はこの方法はあまり信用できていないタイプの人間です。

これまでもお伝えしてきたように、すすぎの段階で洗剤残りがあれば、柔軟剤の効果は半減してしまいますので、全自動洗濯機から柔軟剤が投入されるタイミングによっては、柔軟剤が役に立っていないということも考えられますよね。
また、私が全自動洗濯機を信用できていないもう一つのポイントが、注水すすぎで柔軟剤が流されてしまっているのではないか説…です。
溜めすすぎよりも注水すすぎをしたときのほうが、より柔軟剤の匂いが感じられなくなるのは私だけでしょうか?

私は節水、洗濯時間短縮のためにも、すすぎは1回にしたいけれども、洗剤残りは避けたい、柔軟剤の効果は得たい、という面倒な性格をしているため、普段からすすぎは注水すすぎ1回のコースを利用しています。
しかし、それでは柔軟剤の効果が薄れてしまう気がするので、私は柔軟剤を手動で入れるようにしています。

どのようにするかと言うと、キッチンタイマーをすすぎの中盤の時間を逆算して、セットしておきます。すると、すすぎが中盤に差し掛かったところでアラームが鳴るので、洗濯を一度中断し、柔軟剤を投入して手で軽くかき混ぜ、2~3分放置します。
その後、洗濯機を再起動すれば、完了です。

少し手間にはなりますが、このおかげで洗濯物はいつも柔軟剤の効果が得られている実感がありますので、私は満足して継続できていますよ。

洗濯のすすぎ1回や柔軟剤を効果的に利用する際のポイント

柔軟剤の効果を最大限に発揮させるためのポイント2つ

まず1つ目は、相性のいい組み合わせを選ぶことです。

洗濯洗剤と柔軟剤の組み合わせによっては、柔軟剤の効果が発揮されやすい組み合わせのものがあります。
洗剤のメーカーを統一するのももちろん良いですが、思いもよらない組み合わせで合致することもあるので、お気に入りが見つかるまで、いろいろな組み合わせを試してみると良いと思います。柔軟剤はすでにお気に入りの香りのものがあるでしょうから、洗剤だけを変えてみると、早く見つかりますよ。
洗剤を選ぶときには、すすぎ1回対応の中でも、泡切れが良いものを選ぶのがおすすめです。

2つ目は、洗剤の使用量を守るということです。

洗剤、柔軟剤ともに、多く入れればより効果が得られると思う方もいるようですが、実は逆です。
洗剤は多すぎても少なすぎても効果が薄れてしまいますので、必ず表示を確認して、必要量のみを入れるようにしましょう。
濃縮タイプ、非濃縮タイプによって、またメーカーによっても入れる分量は変わりますので、目分量で使用するのは避けましょう。