酸素系漂白剤は、色柄ものの洗濯に向いている漂白剤として愛用している人も多いです。
とはいえ、使った事がない人からすると、その使い方がよくわからないのではないでしょうか。
しかし、酸素系漂白剤の使い方はそれほど難しいものではありません。
ある程度使い方に注意すれば、大いに役立ちます。
ここでは酸素系漂白剤を使った洗濯の使い方についてご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
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酸素系漂白剤を洗濯に使う時の使い方について
洗濯洗剤の代わりに、酸素系漂白剤で洗濯をするときの基本的な流れについて解説をしていきます。
洗濯を開始するまえに押さえておきたいのが酸素系漂白剤の性質
酸素系漂白剤は界面活性剤入りの洗濯洗剤のように、衣類についた泥汚れや油汚れ、皮脂汚れなどを落とす効果はないため、そのような衣類の洗濯には向きません。
洗濯物に汚れがある時は下洗い必須
酸素系漂白剤で洗濯を開始する前に石鹸で手洗いをして汚れを落としておきましょう。
衣類についた泥汚れや油汚れ、皮脂汚れなどの汚れを石鹸で下洗いしたら、下洗いした衣類を洗濯機に入れます。
洗濯機を2分~5分ほど撹拌させたら一度運転を中断し、そのまま2~4時間または一晩衣類と洗浄液が入ったままの状態で放置して浸け置きします。
浸け置きが終了したら洗いを1~2分、すすぎ(2回がおすすめ)、脱水をして洗濯は完了です。
酸素系漂白剤の使い方にはこんな注意点が
酸素系漂白剤の使い方の注意点としては、まず第一に水や熱湯ではなくぬるま湯を使うことがあげられます。
水だと酸素系漂白剤の発泡が弱く洗浄力も同時に弱まってしまうこと、熱湯だと酸素系漂白剤が一気に発泡し、浸け置き時間が終わる前に発泡がなくなってしまうため、浸け置き洗いが十分に行えないことがその理由です。
酸素系漂白剤は水と反応すると発泡する
酸素系漂白剤を粉のまま保管する時には、きちんと密閉した容器で保存をし、湿気や水が酸素系漂白剤の粉末に付着しないように注意して保管しましょう。
酸素系漂白剤のアルカリ成分は手などの皮膚表面を溶かす
肌が弱い方は肌荒れの原因になることがあるため、使い方としてはゴム手袋を着用してから酸素系漂白剤を手に取るのが正解です。
先程も紹介したように、金属を変色させたり、天然の木製品、草木染目製品、などには使えませんので、衣類に付いている金具やボタンなどの素材を確かめたり、衣類の素材のチェックをするなど、事前確認は怠らないようにしてくださいね。
酸素系漂白剤の使い方、洗濯で服の臭いやシミを落とすには
塩素系漂白剤を使って除菌や漂白をしている時に、着ている服に塩素系漂白剤が飛び散って、服が斑に色落ちしてしまった経験のある主婦の方も多いのではないでしょうか。
酸素系漂白剤を使えば、色物の服が白く漂白されてしまうことはなく(酸素系漂白剤が使用できない衣類は別)、色柄ものの衣類の漂白やシミ抜きが簡単に出来るので、カラフルな服の漂白から汚れた靴や襟元が黄ばんだワイシャツの漂白まで、広い用途で使うことができますし、臭いが気になるタオルや靴下などのニオイ消しにも使うことができますよ。
最初に紹介したように、洗濯機を使って浸け置きをする方法もありますが、少量の衣類の浸け置きや、汚れ物の浸け置きにはバケツや浴槽を使って、浸け置き洗いすることもできます。
酸素系漂白剤には、洗濯槽を綺麗にする使い方もあります
酸素系漂白剤を使って衣類の洗濯をすると、洗濯槽に茶色や黒のゴミが浮いてくる経験をしたことがある方がいるかもしれません。
市販の塩素系洗濯槽クリーナーでは取り切ることのできない、洗濯槽内部に張り付いた頑固な汚れやカビを、泡の力で浮かせて落としてくれるので、主婦の間では、洗濯槽クリーナーではなく、酸素系漂白剤を使った洗濯槽掃除の方が主流になりつつあるくらい、酸素系漂白剤を使った洗濯槽掃除は人気が高いです。
酸素系漂白剤は洗濯以外にもこんな使い方が
酸素系漂白剤の使い方でおすすめなのが、浴室掃除です。
毎度キレイに掃除しているつもりでも、水垢や石鹸カスなどの汚れが蓄積されていく浴室は、浴槽もそうですが、床、洗面器、椅子などの小物も細かい汚れで結構汚れていますよね。
酸素系漂白剤で浴室もキレイに
バスタブに溜めたお湯の中に酸素系漂白剤を入れて、そこに洗面器や椅子などのお風呂小物とシャワーヘッドを突っ込んで一緒に浸け置き洗いしながら、床の排水口に栓をして床にもお湯を溜め、床も酸素系漂白剤で浸け置き洗いする方法で、キレイに掃除ができます。