洗濯表示Fの意味は?洗濯表示の意味を知って洗濯上手になろう

自宅で洗濯をしようと思って洗濯表示を確認したら「F」マークを発見!このマークの意味がわからなければ、その衣類を家庭で洗濯しても良いのか判断ができませんよね。

洗濯表示にFと書かれていたら、それは一体どんな意味なのでしょうか。家庭での洗濯は大丈夫?

ここでは、洗濯表示に書かれているFマークの意味についてお伝えします。ほかの洗濯表示の意味についても併せてお伝えしますので、確認してみてくださいね。

洗濯表示は新しくなりました。表示の意味を知れば、お洗濯のときも困りませんね。いつものお洗濯に役立つ知識として、洗濯表示について確認してみましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

ポリエステル衣類の洗濯方法!しわしわにならない洗濯のコツ

ポリエステルの衣類を洗濯したとき、衣類がしわしわになってしまった経験がある人もいるのではないでしょう...

洗濯しても臭いが取れない原因。対処法でスッキリ取り切ろう

洗濯したのに臭いが取れない、洗濯物から汗の臭いがするとお悩みのあなた。しっかりと洗剤も柔軟剤を使って...

血液が付いたものを洗濯する時は重曹を使って綺麗に除去しよう

血液の洗濯には重曹を使った染み取り方法がオススメです。重曹であれば、血液の染み抜き専用の洗剤をわざわ...

洗濯機へ洗剤を正しく入れてますか?洗剤の入れ方について

洗濯機はボタン一つで汚れた衣類やタオルを洗濯してくれる白物家電ですが、実際に使うとなると、ちょっとし...

手洗い洗濯は脱水が大変!洗濯機がなくてもできる手洗いのコツ

手洗いで洗濯すると脱水が一番の難関かもしれません。洗濯機を使わないで脱水するのには手で絞らないといけ...

ポリエステルの洗濯しても落ちない臭いを効果的に落とす方法

洗濯をしても、どうしても臭いが残ってしまうという服はありませんか?実は服の臭いは、使われている素材に...

上靴の洗い方とは?白くするコツとポイントを紹介します

黒くなってしまった上靴を白くする洗い方とは?上靴を白くするには、つけ置きにしておく、汚れに合せて洗剤...

洗濯の正しいやり方を確認。柔軟剤の入れ方を間違えてはいけない

すれ違った時にふといい香りがすると、どんな柔軟剤を使っているのか気になりますね。洗濯の時に柔軟剤を使...

過炭酸ナトリウムを使った洗濯槽掃除で失敗しないためのコツ

洗濯機から出した洗濯物に、黒っぽい汚れが付いているということはありませんか?特に白い洋服の場合には、...

洗濯に重曹やセスキ炭酸ソーダが使える!洗濯方法と効果を解説

洗濯をする時、重曹やセスキ炭酸ソーダを洗剤の代わりに使用することができるこはご存知でしょうか。重曹や...

洗濯すすぎ1回では臭いが気になる、臭いの気にならない洗濯方法

洗濯をすすぎ1回にすると臭いが気になるようになったというあなた。節約のためにすすぎ1回でも可能な洗剤...

洗濯の臭い取りに重曹が活躍!重曹の消臭効果と便利な活用方法

洗濯をしたあとに嫌な臭いが気になることもあります。綺麗に洗ったはずなのに臭いがすると、何だか嫌な気持...

洗濯マークに『ネット使用』の記号はなくなりました

洗濯マークでは『ネット使用』との表示がされなくなりました。そのかわり『洗濯の際は洗濯ネットを...

洗濯しても臭い原因を取り除く方法と臭わせないためにできること

洗濯しても臭いがする原因は、毎日の洗濯の仕方を見直すとみえてくるかもしれません。例えば、洗剤の使い方...

洗濯物の生乾きの対処法!洗剤でも落ちないイヤな臭いを取る方法

一度付いてしまった生乾きの臭いは、普段の洗濯洗剤を使ってもそう簡単にはなくなりません。雨が続いたり、...

スポンサーリンク

洗濯表示Fの意味について

洗濯表示が変わって、FやPといった新しい表示も増えました。
この丸の中にアルファベットが入っている表示は、クリーニング業者が参考にするマークです。家庭での洗濯の時には使いませんので、気にしなくても大丈夫です。

丸の中のアルファベットがP又はFの場合は「ドライクリーニング」ができるという意味で、Wは「ウェットクリーニング」になります。
また、バツ印がついている場合は、クリーニングができません。

いずれにしても、このP、F、Wのマークはクリーニング業者向けになりますので、覚える必要はありません。クリーニングに出すことができる、程度に理解しておくといいでしょう。

洗濯表示Fの意味は自宅での洗濯不可ではない

洗濯表示にPやFがあるからと言って、必ずしもクリーニングに出さなくてはいけないという意味ではありません。
家庭で洗濯ができるかどうかは、桶のマークで判断します。桶のマークは洗濯の仕方を表しています。このマークにバツ印がある場合は家庭で洗濯はできませんが、バツ印がついていなければ、洗濯をすることができます。

桶のマークにある数字は、水温の上限を表していています。また、桶の下に棒線は「弱く」を意味していて、棒線が2本ある場合は1本のときよりも「更に弱く」になります。

例えば、桶のマークの中に30という数字があるマークは「液温は30℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる」という意味になりますが、このマークに棒線が1本ある場合は「液温は30℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる」という意味になります。棒線が2本ある場合は非常に弱くという意味になります。

また、桶の中に人の手があるマークは「手洗い」を意味しています。洗濯機を使うよりも優しく洗う必要があるニットや繊細な生地の場合が多いです。

桶のマークにバツ印がある場合は、手洗いも含めて家庭で洗濯をすることができません。クリーニング用のP、F、Wのマークがあることを確認して、クリーニング店へお願いするようにしましょう。

洗濯表示はFだけじゃない!意味が分かれば上手に洗濯ができます

新しい洗濯表示はたくさんあるように見えますが、家庭での洗濯で参考にするマークは5つだけです。

また、マークについている棒線や点などは同じ意味を表しています。

  • 棒線…通常よりも「弱く」を意味します。棒線の数で弱さの度合いを表ていて、2本の場合は「更に弱く」という意味になります。
  • 点…温度を表しています。点が多い方ほど高温になります。
  • バツ印…禁止の意味です。バツ印がある場合は、その処理をしてはいけません。

次に家庭で使うマークを見ていきましょう。

  • 桶のマーク
    洗い方を表しています。桶の中の数字は、使用できる水温の上限を意味しています。
    例えば、桶の中の数字が40の場合は、「液温は40℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる」という意味になります。このマークに棒線が1本ある場合は、「液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる」という意味になり、通常よりも弱めにして洗わなければいけません。
    桶の中に人の手がある場合は、「手洗い」を意味しています。
  • 三角のマーク
    漂白処理の記号です。
    三角だけの場合は、塩素系漂白剤、酸素系漂白剤の両方を使うことができますが、三角の中に斜線がある場合は、塩素系漂白剤を使うことはできず、酸素系漂白剤のみが使用できます。
  • 四角の中に丸
    タンブル乾燥の処理の仕方についてのマークです。
    丸の中の点が2つある場合は80℃までの熱風で乾燥処理ができるという意味になり、点が1つだと60℃までの熱風で乾燥ができます。
  • 四角の中に棒線
    自然乾燥をする場合の干し方を表しています。
    棒線が縦は「つり干し」、横は「平干し」になります。また、棒線が2本ある場合は「ぬれ干し」、四角の左上に斜線がある場合は「陰干し」を意味しています。
    例えば、四角の中に横線が2本あり、左上に斜線があるマークは「日陰でのぬれ平干し乾燥がよい」という意味になります。
  • アイロン
    マークの通り、アイロンのかけ方になります。
    アイロンの中の点が温度を表しています。点が3つの場合はアイロンの底面温度が200℃まで、点が2つだと150℃までという意味になります。
    点が1つの場合はアイロンの底面温度が110℃までで、スチーム処理はできません。

新しい洗濯表示は細かく表示されていますので、マークの意味を正しく理解することで、家庭での洗濯時に迷うことがなり、便利になることと思います。

洗濯表示にFマークがある衣類を家庭で選択する方法

洗濯表示にFのマークがあっても、洗濯の仕方を表す桶のマークにバツ印がなければ家庭でも洗濯をすることができます。
Fのマークはクリーニングに出した場合に、クリーニング業者が参考にする表示ですが、気になってしまいますよね。

  • Fマークがある衣類を家庭で洗う場合は、洗濯表示の中の洗い方のマークを見てください。
    手洗いのマークでなければ、洗濯機で洗うことができます。
    桶のマークの場合は、温度や洗い方の強さの指示を守って洗濯機で洗濯をすることができますが、心配なときは洗剤を変えて洗うと良いです。
    おしゃれ着などの繊細な生地用の洗剤を使うことをオススメします。また、洗濯ネットも使うと良いでしょう。
  • 洗濯の仕方は簡単です。洗濯物を洗濯ネットに入れてから、洗濯機に入れます。
    おしゃれ着洗いようの洗剤を入れて、あとは通常に洗うだけです。
    洗濯機に手洗いなどの機能がある場合は、そのコースを選ぶのも良いでしょう。
    また、ニットなどは柔軟剤を使うとふんわりと仕上げることができます。
  • 洗濯のマークが手洗いの場合は、洗濯機は使わずに、やさしく手洗いをします。
    この場合もおしゃれ着用に洗剤を使用します。
    洗面器などに水を入れて洗剤を溶かします。洗濯物を入れて手の平でやさしく押し洗いをします。
    汚れがひどい場合は10分くらい漬けておいてから洗うと良いでしょう。水を変えながらキレイにすすいだら、ネットに入れて弱めに脱水してから干します。
    柔軟剤を使う場合は、すすいだ後に柔軟剤を溶かした水にくぐらせる程度で良いでしょう。

洗濯表示は新しくなった!変更になった経緯

洗濯表示は平成28年12月に変更になり、この表示は世界共通のISO(国際規格)と同じものになりました。

従来の洗濯表示は日本工業規格(JIS)に沿った日本独自のもので、海外の規格とは違う表示になっていました。
しかし、近年では衣類も海外から多く流通されるようになり、また、洗剤の種類も豊富になったため、洗濯表示も国内外で統一するということになりました。

洗濯表示は以前のものよりも細かく表示されマークの種類も増えたため、覚えるのが大変と感じるかもしれません。ですが、基本的に一般家庭での洗濯で覚えなくてはならないマークは5種類だけで、それに付随する棒線などの意味は共通になります。

ぜひ、この洗濯表示を活用して大切な洋服を長持ちさせてください。そして、新たに洋服を購入するときにも、家庭での洗濯が可能かどうかなどの参考にすると良いでしょう。