手洗いで洗濯するやり方は、洋服の素材や種類によっても違います。シワになりやすい繊細な洋服も正しい手洗い方法で洗濯をすれば、自分でも洗うことができるでしょう。
そこで、手洗い洗濯のやり方のコツについて、繊細な洋服を手洗い洗濯するときの振り洗いのやり方やコツ、手洗いのときの脱水の注意点や洗濯機のドライコースを活用すること、手洗い洗濯のメリットなどお伝えしていきます。
これで、お気に入りのデリケートな洋服でも自宅で洗うことができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
洗濯はすすぎ1回で水道代の節約!さらにお得な使い方の見直しを
洗濯はすすぎ1回にすると水道代は1回分減らすことができます。最近ではすすぎ1回でも可能な洗剤が増えて...
洗濯マークで洗濯上手に!海外の衣類も新洗濯表示で洗濯が簡単に
衣類には洗濯表示のマークがついていて、このマークを確認して洗濯をすることで、衣類を傷めずに洗濯をする...
洗濯はすすぎの回数に気をつけて臭いも防いで肌にも優しく洗おう
洗濯のすすぎ回数については家庭によっても使う洗剤でも違ってきます。基本的には2回ですが、最近では1回...
洗濯マークで乾燥機が使えるかのチェック方法と縮むのを防ぐコツ
洗濯マークはその洋服が洗濯できるかだけではなく、乾燥機が使えるかも判断することができます。急いで...
スポンサーリンク
繊細な洋服を手洗い洗濯するときの振り洗いのやり方
洗濯機で洗うことが難しい繊細な素材の衣類は手洗いをしますが、手洗いをするときもまた、素材に合わせた洗い方が重要です。
ニットを手洗いするときなどは上から手で押して洗う押し洗いをしますが、シルクやレーヨン素材などのシワがつきやすい薄手の衣類には「振り洗い」をします。
手洗い洗濯「振り洗い」のやり方
- 衣類が全部つかるくらいの大きさの洗濯桶や洗面器などを用意してください。
洗濯桶の中に水をためたら洗剤をしっかりと溶かして洗濯液を作ります。 - 洗濯液の中に衣類を入れたら、衣類の両端をつまんで洗濯液の中で振るようにして洗います。衣類を傷めないように意識して軽く素早く振るのがコツです。
- すすぎも洗うときと同じようにして、きれいな水の中で衣類をふるようにしてすすいでください。水を2回位かえて、洗剤を落とすようにします。
- 洗濯機で脱水します。長く脱水してしまうとシワになったり生地を傷めてしまいますので、長くても30秒程にしてください。
手洗い洗濯で振り洗いのやり方は優しく洗うのがコツ
手洗いをする衣類の中でも振り洗いをするような衣類は、洗濯でシワになりやすかったりヨレてしまうような、特にデリケートな素材のものです。薄手のブラウスやシルク製のスカーフのような繊細な素材のものになるので、洗い方にも注意が必要です。
振り洗いをするときは、生地を傷めないことを意識して、優しく洗うようにしてください。強い力で生地を引っ張ってしまったり、振り洗いをするときも激しくしてしまうと生地を傷めてしまいます。せっかく洗って汚れを落とすことができても、生地が伸びてしまったり形が崩れてしまい、着ることができなくなってしまう場合もあります。
振り洗いをするときは、生地の両端を軽くつまんだら、水の中で優しく振るようにしてください。衣類を持つ場所は肩の縫い目がある部分のような、強度がある部分を選びます。
装飾がついているなど特に繊細なデザインの衣類なら、水の中で生地を泳がせるようにして優しく洗うようにすると良いでしょう。
振り洗いをするような衣類は水が苦手な素材のことも多いです。洗うときは長く水につけておくことがないようにして、素早く洗うこともコツです。特にシルクなどは水が苦手な素材なので、できるだけ短時間で洗うようにしてください。
シワになりやすい洋服の手洗い洗濯は脱水のやり方に注意
シワになりやすい素材の洋服は、脱水のときにシワができてしまうことが多いです。脱水のやり方にも気をつけてください。
シワが心配な衣類を脱水するときは脱水を軽くかけるようにします。長い時間をかけて脱水してしまうと、生地にシワができてなかなか取れなくなってしまったり、ヨレたり型崩れをおこしてしまう可能性があります。
洗濯機で脱水する場合は30秒ほどにしておきます。脱水する時に洗濯ネットに入れておくと、より生地へのダメージを軽くすることができます。
より繊細な素材の衣類なら、洗濯機で脱水はしないでタオルドライをするようにしましょう。バスタオルなどの大きくて厚めの乾いたタオルを用意して、すすぎが終わった衣類をタオルではさみ、軽くたたいて水気を取ります。
水気が気になるからといって決して絞ったりしてはいけません。タオルで水を吸い取るようにしてください。
洗濯機で脱水して水気が気になる時も、脱水をし直すようなことはしないで、タオルで吸い取るようにしましょう。
手洗いが大変なときは洗濯機のドライコースを上手に活用しましょう
繊細な素材の衣類には手洗いをオススメしますが、毎回手洗いをするかと思うと面倒にもなりますよね。洗濯機で洗いたい場合は、ドライコースを使って洗うようにしてください。手洗いをするには大きいサイズのものや、生地が厚くて手洗いをするのが大変は場合もまた洗濯機のドライコースを使うと便利です。
洗濯機のドライコースは、通常の洗い方に比べて水の流れが弱く、生地を傷めないようにして洗うことができます。素材が弱くて洗濯機を使うのが心配な場合は洗濯ネットを使ってください。洗濯ネットを使うと、より衣類へのダメージを抑えることができるので安心です。
ドライコースを使って洗う場合
- 衣類を裏返しにしてから畳み、洗濯ネットに入れてから洗濯機の中に入れます。
- 洗剤をセットしてください。通常の洗濯で使う洗剤ではなく、おしゃれ着洗い用の中性洗剤を使用します。
- あとはドライコースを選んで動かすだけです。
- 脱水が終わったらすぐに取り出してください。そのままにしておくとシワの原因にななってしまいます。
- 干す時は風通しが良い場所で陰干しをします。
手洗い洗濯はやり方やコツを掴めば役立ちます
手洗いは繊細な素材のものを洗うときに洗い方なので面倒に感じるかもしれませんが、実はコツを掴むだけで上手に洗うことができるので、ぜひオススメしたい洗い方でもあります。
洗いたいものが少ない場合や下着なども手洗いがオススメです。少量の洗濯物にわざわざ洗濯機を使わなくても、手洗いならサッと済ませることができます。
お風呂に入ったついでに洗うことを習慣にすると、繊細なレースやワイヤーがある下着でも型崩れを起こす心配がありません。
また、旅行の時も便利です。着用した下着や衣類を手洗いをするようにすると、荷物を減らすことができます。
手洗いをする場合のポイントは、洗いからすすぎまでの水の温度を一定にすることと、洗剤に気をつけることです。
手洗いをするような衣類は繊細な素材のものが多いので、水の温度差が激しいと縮んでしまう可能性があります。また、水温は熱すぎても冷たすぎても生地へ負担をかけたり汚れを落としにくくなってしまいますので、30℃以下のぬるま湯がベストです。洗いからすすぎまで、一定の水温で素早く済ませるようにしましょう。
手洗いに使う洗剤は、おしゃれ着洗い用の中性洗剤を使うようにしてください。通常の洗濯で使う洗剤では刺激が強すぎて生地への負担が大きすぎます。繊細な素材にはアクロンやエマールのようなおしゃれ着専用の洗剤を使うこともポイントです。
手洗いもコツを掴むことで難しいものではなくなります。ぜひ手洗いを取り入れて、素材に合わせた洗い方をして、お気に入りの衣類を長く着られうようにしてくださいね。