洗濯表示がドライマークや手洗いマークになっているデリケートな衣類は、できれば失敗せずに自分で洗濯したいものです。手洗いマークが可能になっているなら、洗濯機のコースによって洗うこともできますし、自分で手洗いすることもできます。
ここでは、気になるデリケート衣類の洗濯について、洗濯表示がドライマークのときや洗濯表示が手洗い可の場合の洗濯方法、洗濯できるかを見分ける洗濯表示のことや自宅でデリケートな衣類を上手に洗濯するコツなどお伝えしていきましょう。
これで、洗濯に迷っているデリケート衣類についても失敗せずに自宅で洗濯することができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
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洗濯表示がドライマークなら手洗いがオススメ
洗濯表示がドライマークになっている衣類は、主に手洗いする方法と洗濯機で洗う方法がありますが、最初に手洗いの方法について紹介します。
洗濯機で洗うより手洗いした方が、縮みや型崩れなどになりにくいのでオススメです。
洗濯表示がドライマークの衣類を手洗いで洗う方法
まず、色柄物の場合は、色落ちしないか確認をしておきましょう。
確認の仕方は、衣類の目立たない箇所に白いタオルに水か洗浄液をつけて軽く絞ったもで軽くたたいてみてください。
これでタオルに色がついたら、色落ちしてしまうのでクリーニングに出しましょう。
洗面器など、衣類の大きさに合わせて大きさ容器を用意して、洗濯液を作ります。
30℃くらいのぬるま湯か水に、洗剤を指定された量を入れて軽く混ぜましょう。
その洗濯液に衣類をそっとつけ込みます。
手で優しく押し洗いをしましょう。長時間つけ込みはしないようにし、衣類の素材よって違いはありますが長くても10分以内で洗うようにしましょう。
押し洗いが終わったら、手で衣類を押さえながら軽くしぼってください。
洗濯液を捨て、水ですすいでいきましょう。すすぎは1回で十分ですよ。
脱水する時のコツは、短時間で行う事です。衣類や洗濯機によって違いがありますが、長くても1分程度で良いでしょう。
干す時は、ニットは平干しした方が伸びにくいのでオススメですが、毛並みの長いニットの場合などは、毛が寝てしまうのでハンガーで干した方が良いですよ。
洗濯表示が手洗い可ならドライコースで洗える
おしゃれ着のようなデリケートな衣類を洗濯する時は、洗濯表示を確認して手洗いするかクリーニング店に出すしかないと思っていませんか?
しかし!
クリーニング店に出さなくても、そしてちょっと手間がかかる手洗いをしなくても、洗濯機のドライコースで洗える場合があるのです。
洗濯機で洗う時の洗剤は、おしゃれ着用中性洗剤を使用します。
この洗剤は、デリケートな衣類のダメージを防ぎ、ドライコースの優しい水流で洗浄力があるものです。
結婚式などで年に数回着るか着ないかのワンピースを、クリーニングに出さずにそのままクローゼットにしまいこんでいる人はいませんか?
そのワンピースの洗濯表示を確認してみてください。手洗いができる表示になっていたら、洗濯機のドライコースで洗う事ができますよ!
時間をかけて手洗いしていたニットも、ドライコースで洗えると家事の時短にもなりますね。
洗濯表示が手洗いの洋服のドライコースでの洗い方
ところであなたは洗濯機のドライコースで洗濯をしたことがありますか?
このドライコースは、標準コースのように洗いも力強く、すすぎもたくさんの水で行い、脱水もしっかりするというコースではなく、デリケートな衣類が傷んだり縮んでしまう原因になる洗う力や水流、脱水の加減も弱く設定されています。
洗濯機によっては、ドライコースという名称ではなく「おうちクリーニング」や手洗い」「ソフトコース」などと違いがあるので、取扱説明書で確認してください。
洗濯表示が手洗いの服をドライコースで洗うときに注意する事
まず、色落ちしないか確認するようにしましょう。上記で説明したようにしてください。
つぎに、衣類にシミや汚れがないかもチェックしてください。
汚れが気になる部分には、おしゃれ着用洗剤を直接塗布し、なじませておきます。
衣類はそのまま洗濯機に放り込むのではなく、洗濯ネットに入れます。
洗濯ネットに入れる事で、衣類の型崩れや繊維の傷みや縮みも防いでくれますよ。
また、洗濯する時に水温が高い方が汚れ落ちが良さそうだからと使用する人もいますが、水温が高いと衣類が縮みやすくなってしまうので注意してください。
水温は30℃以下になるようにしましょう。
標準コースのように脱水には時間はかからなく、短時間で設定されています。
その理由は、衣類にシワやができてしまわないようにしているからです。
あっという間に脱水は終わって洗濯が終了するので、終了したらすぐに洗濯機から衣類を取出し、形を整えて陰干しするようにしましょう。
洗濯できるかどうかは洗濯表示を確認しよう
おしゃれ着を家で洗濯する事ができると、クリーニングに持って行く手間や費用を省くことができますよね。
生活費も節約できるので、洗濯機のドライコースで洗濯できると便利でしょう。
そこで、あなたの衣類が家の洗濯機で洗濯できるのかどうかを見分ける方法ではないでしょうか?
ドライコースで洗濯できるか手洗いにするかどうかは、衣類についている洗濯表示を確認しましょう。
洗濯機で洗える、手洗いできる表示があるものなどはドライコースで洗濯できます。
では、洗濯できない衣類をしっかりと覚えておきましょう。
ドライコースで洗えないもの
家の洗濯機のドライコースで洗えない衣類は、絹やレーヨン、キュプラ製品、皮革、色落ちするものや和服などです。
また、シワやエンボス加工をしたものも洗濯できません。
そして、芯地をたくさん使用しているジャケットやコートなどや、飾りが付いている衣類も洗濯できません。
ドライコースに限らず、洗濯表示がない衣類や素材がわからない衣類はどのコースでも洗濯できません。注意してください。
自宅でデリケートな衣類を上手に洗濯するコツとは
自宅でもデリケートな衣類を上手に洗濯したいですよね!
そのためには、まず洗濯表示の確認が1番大事です。自宅で洗濯できない場合はクリーニング店に出しましょう。
そして、色落ちしないかも確認するようにしてください。
洗濯をする時は、洗濯ネットに入れて洗濯をしましょうともお伝えしました。
洗濯ネットを使用すると、大事な衣類の型崩れや繊維の傷み・縮みを防いでくれます。
この洗濯ネットですが、色々な種類やサイズがある中でもなるべく網目の細かいネットを使用するのがコツです。また、大きさも衣類に合ったものを使用しないと、ネットの中で衣類が動いてしまいます。大きさにも気をつけましょう。
もし、家に大きサイズの洗濯ネットしかない場合は、洗濯バサミで調整してみてください。
脱水も終わって洗濯が終了したら、すぐに洗濯機から衣類を取出しますが、シワができないようにしっかりと広げてタオルで残った水分を吸い取るようにすると良いでしょう。
干す時は、袖などの重なっている部分を裏返したりして早く乾くよにするのもコツです。
注意してほしい事は、早く乾かしたいからと乾燥機を使用してしまう事です。
デリケートな衣類は乾燥機の使用は厳禁ですよ!