衣類やタオルが、薄っすらとピンク色になっている場合には、赤カビの可能性があります。赤カビが付いてしまうと、いつものような洗濯では、なかなかきれいになりません。
そこで、衣類に付いた赤カビの落とし方をご紹介します。赤カビを取る方法はいくつかの方法がありますので、家にあるものを活用して、赤カビを落としましょう。
また、普段の習慣に、もしかして赤カビが発生しやすい原因があるかもしれません。衣類やタオルの、赤カビの予防法もご紹介していきます。
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衣類についた赤カビの落とし方、粉末の酸素系漂白剤を使う方法
ちゃんと洗濯しているのに、気付いたらタオルやピンクではない衣服がピンクになってしまっていた事はありませんか。
その原因はズバリ、お風呂にもたまにいるアイツです。
「赤カビ」一度は聞いたことがありませんか。
お風呂だけではなく、衣類にも赤カビは発生する
赤カビの好物は湿気と皮脂汚れなどの栄養分です。
また、洗濯が終わって干すときにきちんと広げずに干すと洗濯物が重なった部分がなかなか乾かずに、いつまでもジメジメしてしまうため、赤カビが発生してしまいます。
一番はこの状態になってしまう事を避ける事ですが、もし衣類に赤カビが発生してしまった場合は、「粉末の酸素系漂白剤」を使って落としましょう。
粉末の酸素系漂白剤は、液体で売られているものと違い、濃度も自分で設定できますし、洗濯以外のお掃除にも使うことができる万能アイテムです。
また、色柄物に使っても色落ちしませんので安心してお洗濯にも使うことができます。
酸素系漂白剤で赤カビ除去する方法
50~60度ほどのお湯に酸素系漂白剤を溶かし、二時間程つけ置きをして、通常の洗濯をして干すだけです。
熱に強い衣類は煮洗いで除去する落とし方
赤カビだけではなく、カビ全般に言える事ですが、菌は熱には弱いです。
もし、赤カビが生えた衣類が綿100%だったりして、熱に強い物でしたら、熱湯で煮沸する方法もあります。
- 大きなお鍋にたっぷりのお湯を沸かします。
- そこに洗濯洗剤や重曹を入れて、衣類を投入しぐつぐつと煮るだけです。
衣類を煮る時間の目安はだいたい10~20分
あまり煮すぎると生地を傷めてしまう原因になりますので、カビを落とそうと躍起になって煮すぎてはいけません。
煮たばかりのアツアツの衣類をいきなり洗濯機に放り込むと洗濯機が故障してしまう恐れもありますので、冷水などで少し冷ましてから洗濯機に入れてください。
そうしたらいつも通りのお洗濯をします。
重曹と液体酸素系漂白剤を使った赤カビの落とし方
粉末の酸素系漂白剤が無い場合は液体の酸素系漂白剤と重曹を使って赤カビを退治することができます。
液体の酸素系漂白剤なら、いつものお洗濯に使っている方も多いのではないでしょうか。
- たらいなどの少し大きめの衣類が入る大きさの容器に50~60度のお湯を入れて、液体の酸素系漂白剤と重曹小さじ1を投入します。
- 酸素系漂白剤は表示されている分量をお確かめの上投入してください。
- そのまま30分~1時間程つけ置きをして、赤カビの生えていた場所を手で揉み洗いします。
この後はいつも通りのお洗濯で赤カビとおさらばする事ができます。
酸素系漂白剤は使用するお湯の温度によって効果が高まる
推奨温度は50度ほどですが、混ぜている間や、洗濯物を投入することで温度が下がってしまいますので、最初は少し高めで作っても良いでしょう。
衣類を赤カビから守るには
衣類に赤カビが発生してしまう原因は、先述の通り湿った状態の洗濯物を長時間放置してしまう事が一番大きな原因です。
着た後の衣類や、お風呂上がりに使ったタオル類は、カビ菌が大好きな水分と皮脂汚れがたくさんついています。
水分と皮脂汚れを栄養にカビ菌は増殖し、時には別の洗濯物にも移ります。
使った後の水分を含んだタオルはそのまま丸めて洗濯かごに入れてしまうのではなく、すぐに洗濯をするのが理想ですが、すぐにお洗濯ができない時には一度広げて乾かしておきましょう。
そうすることでカビ菌が増殖に必要な水分を除くことができるので、カビを抑えることができます。
洗濯物は溜めすぎないこと
とは言え、使用済みの濡れたタオルを洗濯しないまま干している間にもどこかで付着したカビ菌が増殖してしまうような気もしますよね。
一番は、洗濯物はあまりため込まずにすぐに洗濯をする事です。
もしも可能でしたら、お風呂上がりに使ったタオルだけでもその日のうちに洗濯すれば、洗剤に入っている除菌効果などで、菌を抑えることができ赤カビの発生リスクをかなり減らすことができます。
一生懸命にお洗濯をしても肝心の洗濯機が汚れてしまっていては意味がない
洗濯槽用の洗剤で洗濯槽をキレイにして、糸くずキャッチャーの中の糸くずも定期的に取り除きましょう。
また、洗濯が終わった後の洗濯機のふたを閉めたままにしておくと、水分の逃げ場がなくなってしまい、洗濯機内がジメジメとして、カビの増殖には絶好の状態になってしまいます。
洗濯機を使っていない時は出来るだけ洗濯機のふたは開けたままにして、水分を飛ばすようにしましょう。
洗濯機がキレイに保てると洗濯機から洗濯物にカビ菌が移ってしまう事も防げます。