キッチンで使っている布巾を洗うとき、どのような洗い方をしているでしょうか。キッチンで使った布巾には菌が繁殖しており、食品を取り扱う場所でそのまま使うと不衛生になってしまいます。
ここでは、布巾の簡単な洗い方についてお伝えします。布巾を清潔な状態に保ち、衛生的に使用しましょう。
また、布巾には色々な汚れが付着します。汚れのタイプ別の洗い方についてもご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
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重曹で布巾を煮洗いする洗い方・簡単手順を解説
口に入れる場所で使うからこそ清潔にしておきたい!と思う主婦の方が多いはずです。ただ、ご家庭によってはフルタイムでお仕事をしていて布巾を洗うのに時間はかけていられないというような場合もあると思いますので、ここでは簡単にキレイにできる洗い方をご紹介します。
簡単な布巾の洗い方
まずはじめは「煮洗い」で洗う方法です。
鍋に水を入れて沸騰させたら重曹を10~20gほど入れて、その中へ布巾を約10分間浸けてしまうというやり方です。
ただ布巾を煮洗いする場合は、使う鍋に注意しなければいけません。
煮洗いをする際に、汚れをより一層落としやすくするために投入する重曹は、アルミに対して化学反応を起こすという性質があります。
そのため、煮洗いで使用する鍋は基本的にアルミ製は避け、ステンレス製の鍋を使用するようにしましょう。
油汚れが付着した布巾の簡単な洗い方・セスキ炭酸ソーダを使う方法
一方でキッチンという場所柄布巾には油が多く含まれていることも少なくありません。
油汚れが付着した布巾は使う洗剤を変えるのが簡単にキレイにするポイントです。
使う洗剤はズバリ!「セスキ炭酸ソーダ」です。
油汚れは酸性でセスキ炭酸ソーダは強いアルカリ性ですから、効率的に汚れを落とすことができるのです。
それでは実際の洗い方の手順を見てみましょう。
セスキ炭酸ソーダを使って布巾を簡単に洗う方法
- まずはボウル、粉タイプのセスキ炭酸ソーダ、お湯の3つを用意します。
セスキ炭酸ソーダは100均で用意することができます。 - ボウルにお湯とセスキを10~20gほど入れて軽く混ぜた後、布巾を中に入れて揉み洗いをしましょう。
前述したようにセスキは強いアルカリ性のため手袋を着用することをお勧めします。
肌が弱い方は特に手をしっかりと保護するようにして下さいね。
また1度で汚れが落ちきっていない場合は、繰り返し洗うようにしましょう。 - 最後は水でもう1回揉み洗いをして乾燥させれば完了です。
布巾の簡単な洗い方・除菌するときは塩素系漂白剤を使おう
布巾から嫌な臭いがする場合は雑菌が繁殖していることが考えられます。
この場合は、基本的に「漂白剤」を用いて殺菌してしまうのが、最も簡単にキレイにする方法となります。
そこでここでは漂白剤を用いた布巾の洗い方をご紹介します。
漂白剤で布巾を簡単にキレイにする方法
必要なものは漂白剤と桶の2つのみです。
- はじめに洗浄漂白液を作ります。
桶の6~7分目までぬるま湯を入れて、その中へ漂白剤を入れましょう。 - 次に洗浄漂白液の中へ布巾を浸けます。
5分ほどそのままで放置します。 - 最後に水を足しながらよく洗います。
洗剤が残らないようにしっかりとすすぎ洗いをして下さい。
また、洗った後に乾かす際は素早く乾燥させられるように、太陽の当たる場所で干すのが「◎」です。
万が一、雨などで太陽が出ていない場合は、扇風機等を当てて乾かすと良いでしょう。
漂白剤は頑固なシミ汚れや雑菌に効果がある反面とても成分が強いです。
伴って3つほど注意しなければいけません。
- 使用時は子供から目を離さない
特に小さなお子様がいるご家庭では注意が必要です。
お子様の手の届かないところで漂白を行うか、お子様がご自宅にいない時に行うようにしましょう。
また難しい場合は安全性が高い酸素系を使って漂白を行うのが良いでしょう。 - 染料の色落ちに気をつける
色落ちしやすい布巾だと漂白剤を用いることで色が落ちてしまう場合があります。
色落ちが気になる場合は他の方法で洗うようにしましょう。 - 換気を十分に行う
漂白剤はニオイがとても強いです。
人によってはニオイで具合が悪くなってしまう場合もありますので、窓を開けたり換気扇を回すなどして、換気は十分に行った上で進めるようにしましょう。
汚れ別・布巾の簡単な洗い方
料理をするための場所であるキッチンで使う布巾には様々な汚れが伴いますから、それぞれの汚れに合った布巾の洗い方をすることも大切です。
汚れの種類によって変えよう!簡単な布巾の洗い方
- 1つめは「調味料汚れの場合」です。
醤油や酒みりん、ソースやケチャップ等々の調味料が原因の場合は、シミになる可能性が高いため漂白剤を用いるのが一番です。
なるべく早い段階で浸け置き洗いをするようにしましょう。 - 2つめは「飲料水汚れの場合」です。
ジュースやお茶等の飲料系の汚れは中性洗剤で落とすことができます。
洗い物に使う洗剤を薄めてもみ洗いをすると良いでしょう。 - 3つめは「生もの調理時の汚れの場合」です。
お魚やお刺身等の生ものを調理する際に伴う臭い汚れは、一番はじめにお伝えした煮沸がお勧めです。
放置しておくと臭いは酷くなる一方ですので早めに洗うようにして下さいね。
洗った後の布巾はしっかり乾燥!濡れたままだと菌が繁殖しやすい
そのため布巾をキレイに洗い終えた後は、しっかりと乾かすことも忘れてはいけません。外が晴れているのであれば外で干すようにしましょう。
ポイントはひとつ。素早く乾燥させることです。
乾かすのに時間がかかってしまうと、せっかくキレイにすることができた布巾も、あっというまに臭いが出てきてしまいますので注意して下さいね。
また、万が一洗っても布巾がキレイにならないという場合には布巾の替え時かもしれませんので、新しい布巾を用意するようにして下さいね。