油汚れが服などについてしまったら、いつもの洗濯ではあまり落とせないこともありますよね。
そんな時には、効果的に落とせる落とし方について学んでおけば、万が一服に油汚れがついてしまっても、冷静に対処できます。
しかも油汚れの落とし方にはいくつか方法がありますので、ご自身に合った有効な汚れ落としの方法を見つけましょう。
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油汚れが服についてしまった時には、こんな応急処置をしよう
食事は1日3回、毎日頂きます。
すると、たまにはおかずをうっかりこぼしてしまうこともありますよね。床に落ちるだけなら良いですが、服にベッタリとついてしまう時もあります。
大人であれば「たまに」ですが、小さなお子様がいるご家庭では頻繁にある出来事かもしれませんね。
洋服に食べ物がついたとき、普通に洗濯しただけは落ちない汚れがあります。
油汚れです。
そのまま洗濯しても残ってしまいます。
自宅で汚したときはすぐに対処出来ますが、外食などの場合にはそうはいきません。
ですが、応急処置をすることで家に帰ってから綺麗に落とすことが出来ますよ。
油汚れはトイレなどに設置されているハンドソープや石鹸で応急処置
- ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどでできるだけ汚れを拭き取った後に、ハンドソープや石鹸などを水で溶いて汚れとなじませます。
- 衣類の汚れた部分を上下からティッシュペーパーなどでギュッと挟みこみ、汚れを移します。
- 仕上げに汚れた部分に水分を少し垂らして、ティッシュペーパーなどで拭き取る作業を数回繰り返します。
- ハンドソープが抜ければ応急処置完了です。
油汚れがついたら、洗濯前に台所用洗剤を使う落とし方があります
油汚れはいきなり洗濯しても落ちません。
自宅で油汚れをつけてしまったなら、うってつけの洗剤があります。
油汚れには台所用洗剤が効果的
フライパンなどの油汚れもスキッと落としてくれる台所用洗剤ですから、衣服についた油汚れにも効果を発揮してくれますよ。
汚れに台所用洗剤を少し垂らして、汚れ全体を湿らせます。後は油汚れを落としやすいぬるま湯を使って、揉み洗いするだけです。
しかし、デリケートな生地の場合、揉み洗いすると傷みの原因となってしまいます。
そこで、揉む代わりに歯ブラシなどを使いましょう。衣類の下にタオルなどをおいて、ぬるま湯で溶いた台所用洗剤を汚れにつけて軽くトントンと叩いて汚れを下のタオルへ移します。
ゴシゴシと擦ってしまうと揉み洗いと変わらなくなってしまうので、軽いタッチで叩くように行ってくださいね。
油汚れが落ちた後は、普段どおりに洗濯しましょう。
油汚れの落とし方には、洗濯前に重曹を使う方法もあります
油汚れを洗濯する時には、重曹も効果的です。
いろいろな掃除につかえて便利なので、常備しているご家庭も多いことでしょう。
重曹はアルカリ性、油汚れを中和するのは得意
ミートソースなど、油分を含んでいる上にしみになりやすい汚れにおすすめの落とし方ですよ。
まずは先程ご紹介したように台所用洗剤を使って軽くもみ洗いします。
これだけでは汚れが落ちないなら、重曹の出番です。
- 重曹に水を少し加えて緩めのペーストを作ります。
- 汚れた部分に歯ブラシなどを使って重曹ペースト塗り込みましょう。
- さらにその上から台所用洗剤を少し垂らて、揉み込みます。
- 汚れと重曹、台所用洗剤がしっかりとなじませてから、桶にお湯を張って汚れた衣類をつけ置きします。
- 30分程度したらゆすいで汚れを落としましょう。
- 汚れが落ちたら洗濯機を使って普段通りに洗濯します。
頑固な油汚れを洗濯するには、クレンジングオイルが有効です
台所洗剤や重曹では落ちない頑固な油汚れに試して欲しいのが、クレンジングオイルです。
化粧をする方であれば、必ずお持ちですよね。
顔に残っている油分たっぷりの化粧品を落としてくれるのがクレンジングオイルですから、衣類についた油汚れもスッキリ落としてくれます。
- 衣類の下にタオルをいれて、油汚れに直接クレンジングオイルを塗っていきます。
- そして歯ブラシでトントン軽く叩いて、汚れをタオルへ移していきます。
- 擦った方が汚れが取れそうに感じると思いますが、こすると汚れが広がってしまいます。
- 歯ブラシを使って、真下へ汚れを移動させましょう。
- 最後はぬるま湯で揉み洗いして、汚れとクレンジングオイルを流します。
これ以上手強い油汚れは、専門の方にお願いするのがおすすめです。
作業服についた油汚れを効果的に落とす落とし方
衣類の油汚れには、食品だけではなく機械油の汚れもありますよね。
特に作業着を着て仕事する職種であれば、機械油の汚れとは上手に付き合わなくてはいけません。
機械油の汚れは、食用油や化粧品よりもずっと頑固な汚れ
広範囲に渡ってベッタリとついてしまうことも多いですよね。
これまでご紹介したような台所用洗剤や重曹、クランジングオイルでは太刀打ちできないことでしょう。
しかし、機械油がどんなに頑固だとしても、油である以上温まるとゆるくなるものです。
油が緩めば衣類から落としやすくなりますよね。
作業着におすすめなのは煮洗い
オシャレ着ではできない方法ですが、熱に強い繊維をつかっている作業着だからこそできる技。
- 作業着が入る大きな鍋に水と作業着と台所用洗剤、そして重曹を入れて火にかけましょう。そして煮てしまうのです。
- 吹きこぼれに注意して作業着を沈めながら20~30分ほど煮てください。
- そのまま冷めるまで放置して、洗える温度になったらブラシを使って汚れを擦り落とし、洗濯機を使って仕上げ洗いをします。
煮洗いは汚れが落ちるだけでなく、臭いも落としてくれるので作業着にはとてもおすすめの方法ですよ。