洗濯物を干さずに放置していると、衣類にカビが生えてしまうことがあります。洗濯を干す時間がないから後で干そうと思っていると、後々後悔することになるかもしれません。
ですが、忙しくてうっかり忘れてしまったり、ついつい後回しにしてそのままになることもあります。そんなときはどうやって対処をすれば良いのでしょうか。
ここでは、洗濯物を放置してしまったときの対処法とカビが生えた時の落とし方・洗濯物を干さずに放置することのデメリットについてお伝えします。
正しい知識を身に付けることで、洗濯物を清潔にしてカビの予防ができるようにしましょう。
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洗濯物を放置すると衣類がカビることが
日中は仕事を頑張り、家では家事や育児に日々追われます。ついうっかり洗濯物を放置してしまう、なんてミスもあるでしょう。しかしそのうっかりミスが、洗濯物に臭いを発生させてしまったり、特にはカビが発生することもあります。
カビはジメジメとした高温多湿の環境を好みます。
洗濯を終えた洗濯機の中は、まさにその状態です。
洗濯物はたっぷりと水分を含み、洗濯槽は稼働して熱を帯びています。
洗濯物を放置してしまうと、カビ菌は容赦なく発生してしまいます。
当然主婦の方ならわかっていると思いますが、今まで以上に気をつけてほしいものです。
干し忘れて放置した洗濯物はカビ予防の意味でももう一度洗濯を
ついうっかりなはずです。洗濯物を放置していたことに気付けば、当然ガッカリした気持ちになります。そんなとき、どうしていますか。
気付いた時点で洗濯物を干していますか。
洗濯物の放置時間が1時間以内であれば、気付いた時点ですぐに干しても一応OKラインです。
もちろん1時間以内でもカビや菌は発生はしています。
臭いが気になる場合は、そのまま干すのはおすすめ出来ません。
1時間以上放置した洗濯物や、臭いが気になる場合はもう一度洗濯し直すことがベストです。
いつも通り洗濯をしてすぐに干すという方法でもいいですが、菌の発生具合では普段の洗濯では落としきれないこともあります。
きちんと菌を落とすという点では、放置した洗濯物には洗う前に一手間プラスしましょう。
- 40度ほどのぬるま湯に酸素系漂白剤を溶かします。
- あとは洗濯物を漬け置きしてから、普段の洗濯に取り掛かって下さい。
ぬるま湯の温度が冷めにくいように、漬け置きしている間は蓋などをしておくとさらにいいですよ。
放置した洗濯物にカビが生えたときの対処法
ですがお気に入りの衣類だったりすると、ショックでなかなか処分する勇気も出ません。もしカビを落とすことが出来れば、それが一番の方法なはずです。
まずは自宅で出来る対処法を紹介していきます。
自宅でカビを落とせなかった場合は、洗濯物のプロであるクリーニング店にお任せして下さい。
洗濯物にカビが発生した場合、洗剤を使った普段の洗濯で落とすことは難しい
洗剤は汚れだけではなく臭いや菌も落としてはくれますが、目に見えるカビが発生するほどの菌を落とす力はありません。
なので漂白剤を使って、カビを落としていきましょう。
先ほどよりも熱い50度ほどのお湯に、漂白剤を溶かします。
頑固なカビには粉末タイプの漂白剤がおすすめです。
お湯が水の温度になるまでの時間、とにかく漬け置きをします。
時間をおいたら、あとは漂白剤水の中でカビを落とすように洗濯物を揉み洗いして下さい。
洗濯物の放置はNG!カビが生える以外にもデメリットが
洗濯物にカビが発生するだけでも非常に不快ですが、洗濯物を放置することによるデメリットはこれだけではないのです。
雑菌問題
先ほども言いましたが、洗濯した後の洗濯機は非常に湿度が高いです。
湿度が高いとカビ以外の雑菌もどんどん発生し、せっかく洗濯をした洗濯物が逆に不衛生な状態になってしまいます。
雑菌が発生した洗濯物は独特な嫌な臭いも発するので、衣類は着ているときでも臭いが気になってしまいます。よくバスタオルが臭うという声を聞きますが、これも菌が繁殖しているからこそなのです。
品質低下
洗濯物は洗濯機の中でもみくちゃになりながら洗われています。
洗濯物を洗濯機から取り出すとき、よく洗濯物同士が絡まったりしていますよね。
この状態で放置されてしまうと、当然ぐちゃぐちゃにシワのついた状態になります。
長時間シワのまま放置されると、干しただけではなかなか元に戻ってくれません。
洗濯物の生地にもダメージがあるので、結果として洗濯物の品質を低下させてしまうことにつながります。
洗濯物を洗濯機の中で放置すると洗濯機にカビが生えることも
これまで洗濯物を放置すると、洗濯物にカビや雑菌が発生することを紹介してきました。
しかし、カビが発生するのは洗濯物だけではありません。
なんと洗濯機本体にまで、カビを発生させてしまう可能性があるのです。
一番洗濯機の中でカビの発生しやすい場所は、洗濯槽です。
普段洗濯をしていても、洗濯槽の汚れはそれほど気になっている方は少ないと思います。
ですが、それは汚れていないのではなく、汚れに気付いていないだけです。
実は洗濯槽の裏側には、汚れやカビが隠れているのです。
洗濯機を使えば使うほど汚れやカビは発生しやすくなるので、家庭の洗濯槽が全く汚れていないということは考えにくいですよね。
洗濯槽の汚れが洗濯物にも直接付着してしまうこともあるので、洗濯槽の汚れを解消することも大切です。
すぐに出来る対策法として、使用していないときは洗濯機の蓋は開けておきましょう。
ホコリが入ってしまうからと蓋を閉めている家庭もありますが、蓋を閉めっぱなしにすると通気性が悪くカビなどの菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
通気性を良くするだけでも、カビの繁殖はかなり防ぐことが出来るので参考にしてみて下さい。
それどころか、さらなる手間と不快感を増やすだけです。洗濯が終わったらすぐに干す、これだけで快適さが格段にアップしますよ。