洗濯のシミ抜き!ボールペンインクの種類別の落とし方や応急処置

洗濯によるシミ抜きについて、ボールペンのインクがうっかり服についてしまったときは、そのボールペンのインクの種類によって落とし方が変わってきます。
慌てて洗濯によるシミ抜きをする前に、まずは事前の確認をしてから行いましょう。

そこで、ボールペンのシミを自宅で落とす洗濯方法について、服についてしまったボールペンのシミを洗濯で落とす前に確認すること、油性のボールペンのシミを自宅で落とす洗濯方法や水性インクのボールペンのシミを洗濯する方法、すぐに洗濯できないときのボールペンのシミへの対処法やボールペンインクを染み抜きするポイントなどお伝えしていきます。

これで、ボールペンのインクがうっかり服についてしまったときでも慌てずに対処することができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

洗濯によってシミを洗剤で頑固な汚れもスッキリ落とすコツ

洗濯をするときにシミを洗剤で落としてから洗うと気になるシミもキレイに落とすことができます。ただ、シミ...

洗濯はすすぎ1回でも大丈夫なのか洗い方の見直しで節約も叶う

洗濯はすすぎ1回でも大丈夫なのかと心配になりますよね。すすぎを1回で可能な洗剤は最近多く見かけます。...

【油汚れの落とし方】家でできる洋服の油ジミを取る方法

洋服に付いた油汚れは、気付いた時にすぐに対処するのが一番のシミ予防です。時間のたった汚れはどんどん落...

血液が洗濯で落ちないときの対処法とシミを落とすコツとは

血液が洗濯しても落ちない衣類はどうしたら落とすことができるのか悩みますよね。血液が衣類についてしまっ...

洗濯物の生乾きの臭いを熱湯消毒でスッキリ取る方法

洗濯物に付いた生乾きの臭いは、一度付いてしまうとなかなか取れません。洗濯をして、一瞬臭いが消えたかな...

染み抜き【血液】裏技を紹介!簡単にできるコツやおすすめ

服に付いてしまった血液の染みはなかなか落ちないのが難点。そんな血液を簡単に染み抜きすることができ...

洗濯のすすぎは水温がポイント!効果的なすすぎ方と注意点

洗濯の仕上がりを左右するのは、すすぎで使う時の水です。特に水温がポイントで、水温によって汚れがよ...

洗濯の時の漂白剤の使い方は簡単。基本的な使い方と注意点とは

掃除や洗濯など一人暮らしもなれてきた頃、洗濯物の臭いが気になりませんか?洗ったはずなのに白い...

洗濯の臭い取りは洗剤の量や使い方によって解消できることを解説

洗濯の臭い取りには、洗剤の使い方や洗濯の仕方を見直してみてはいかがでしょうか。洗濯したのに洗濯物...

手洗いした衣類は洗濯機で脱水できる?衣類の脱水方法を紹介

衣類を手洗いしたあとに困るのが脱水です。洗濯機で脱水することができれば簡単ですので、できれば洗濯機を...

洗濯の仕方は?洗濯ネットを使用した基本的な洗濯方法

大切な衣類を傷めないように洗濯する時は、洗濯ネットを使用して洗濯をするのが便利です。ですが、...

油汚れの落とし方とは?洗濯物の油汚れは重曹がおすすめ

油汚れがついてしまった洗濯物はどのようにして洗えばいいのでしょうか?いつもどおりに洗っても油汚れだけ...

血液が付いた物を洗濯する方法!落とし方やコツについて

血液汚れは洗濯による正しい落とし方でシミになるのを防ぎましょう。小さいお子さんがいると鼻血や擦り傷な...

血液のついた洋服を洗濯する場合に効果的な洗剤を教えます

家事をしている時に指を切ってしまって、洋服が血液で汚れてしまう経験は主婦の人であれば誰でもあるのでは...

【上靴の洗い方】洗剤を入れてつけ置きで汚れも臭いもスッキリ

お子様の上靴は、室内でしか履いていないはずなのに、どうしてあんなに汚れるのでしょうか。特に薄い色だと...

スポンサーリンク

服についてしまったボールペンのシミを洗濯で落とす前に

服についたボールペンのシミを落とす前に、まずは服が水洗いをすることができるかどうかを確認する必要があります。
水洗いをすることができない服なのに無理にシミを落とそうとすると、色落ちや生地にダメージを与えてしまい、着ることができなくなってしまう可能性もあります。

水洗いができるかをチェックする

水洗いができるかどうかは、服のタグある洗濯表示を確認します。
桶のマークや洗濯機のマークは洗濯機で洗うことができます。桶に手があるマークや桶に手洗イという文字があるマークは自宅で手洗いをすることができます。これらのマークがある場合は水洗いをすることができます。
桶のマークにバツ印がついている場合は水洗いができません。自分でシミ抜きをすることは避けて、クリーニングに出してください。

服の色落ちにも気をつけてください。シミ抜きをすることで生地本来の色まで落ちてしまうこともあります。色落ちが心配な場合はシミ抜きをする前に確認しておきましょう。

色落ちをチェックする

服の目立たない部分に洗剤の原液を少しだけつけます。5分位おいてから、白い布で洗剤をつけた部分をおさえてみてください。白い布に色が移らなければ、色落ちの心配はありません。色が移ってしまった場合は色落ちする可能性が高くなりますので、クリーニング店で相談するようにしてください。

油性のボールペンのシミを自宅で落とす洗濯方法

油性のボールペンのインクはアルコールに溶けやすいので、消毒用アルコールなどを使うとシミをキレイに落とすことができます。手を消毒するためのものや、消毒用エタノールなどを用意してください。

【用意するもの】

  • 消毒用アルコール
  • 食器用洗剤
  • タオル
  • 歯ブラシ

油性のボールペンのシミを落とす方法

  1. 服を裏返しにしてから、インクの下にタオルを敷きます。インクがついている部分がタオルにあたるように敷いてください。こうすることで、インクを落としているときに、服の外の部分にインクが広がるのを防ぎます。
  2. インクの部分に消毒用アルコールをつけたら、歯ブラシでトントンと叩いていきます。インクを浮かせて、下に敷いたタオルに移していきます。
  3. 完全にはインクを落としきれていないと思いますので、次にインクの上に食器用洗剤をつけて、歯ブラシで叩いてインクを落とします。
    食器用洗剤の他にも固形石鹸をこすってもインクを落とすことができます。
  4. 最後にキレイにすすいでください。

水性インクのボールペンのシミを洗濯する方法

ボールペンの水性インクやジェルタイプのインクは、ついたらすぐに洗い流すと落とすことができますが、乾いてしまった場合は落とすことが難しくなってしまいます。

【用紙するもの】

  • 食器用洗剤
  • 歯ブラシ
  • タオル

水性のボールペンのシミを落とす方法

  1. 油性のボールペンの場合と同じように、服を裏返しにしてから、インクの下にタオルを敷きます。
  2. インクの上に食器用洗剤をつけて、歯ブラシでトントンと叩いて汚れを落とします。
    時々歯ブラシに水を含ませながら行ってください。
  3. 水ですすいで落ち具合を確認してください。
    落ちていない場合は、再度、食器用洗剤をつけて歯ブラシで叩いて落とし、ある程度インクが薄くなるまで繰り返してください。
  4. 洗濯機で洗濯をします。
    手洗いをしてもかまいません。一度、通常に洗濯をしてください。

すぐに洗濯できないときのボールペンのシミへの対処法

外出先などでシミを落とすことができない場合でも、すぐに対処しておくことでシミを軽くすることができます。

水性のボールペンはインクが乾いてしまうと落としにくくなるので、乾く前にすぐに対処することが大切です。インクがついた部分の裏にティッシュを当てておき、インクの上から濡らしたハンカチやおしぼりでトントンと叩いて汚れを落としておきます。

油性のボールペンの場合は、水で落とすことができないため、乾いた布で汚れをつまむようにして取り除いておくようにします。水性のボールペンの場合のように叩いてしまうと、服の繊維にインクが染み込んでしまいます。
インクがついてすぐの時は、服の上にインクが乗っている状態です。服の繊維に染み込ませないようにし、汚れを浮かせておくことで落としやすくすることができます。

ボールペンのシミにはインクの種類を見極めて正しく対処しましょう

ボールペンのシミは、インクの種類によって落とし方が違ってきます。
インクのシミをつけてしまったときは、ボールペンのインクが油性なのか水性なのかを調べてください。ボールペンを見ただけではわからない場合は、型番などからネットで調べると良いでしょう。

服の洗濯表示も確認してください。自宅で水洗いができるかどうかを確かめてから、シミ抜きをします。水洗いができない場合はできるだけ早くクリーニングに出すようにしましょう。

ボールペンのシミも、つけてしまったらすぐに対処することで落としやすくなります。また、この場合もインクの種類によって対象方法が違ってきますので、使っているボールペンが油性なのか水性なのかをおさえておくと、インクをつけてしまったときに慌てなくてすみます。

ボールペンを胸ポケットに入れたまま仕事をしている人も多いかと思います。知らない間にキャップが外れていたり、ノック式ならボールペンの先が出たままになっていることもあります。インクがついてシミにならないように、ボールペンを扱うときにはちょっと気を配るようにしておくと良いでしょう。