洗濯のやり方を知りたい!手洗いでの洗濯方法とそのメリットとは

洗濯のやり方について。

洗濯物を洗うのは、洗濯機の仕事。
そんなふうに、思ってはいませんか?

そうですよね、物心付いたときから、汚れた衣類やタオルを洗濯機に入れて、全自動のボタンを押すと、洗剤をどのくらい入れてよいのかを教えてくれて、あとはスタートボタンを押すだけ。

約1時間程度で、キレイに洗って、脱水された状態の洗濯物の出来上がり!
もちろん、その後「乾燥」を掛けておくと、干さずに洗濯物が乾いて仕上がります。

洗濯物は洗濯機の仕事と思っていますが、戦後間もなくまでは手洗いで洗濯していました。

しかし洗濯物の種類によっては、洗濯機に入れる前に汚れの気になる部分を手洗いしてから、洗濯機に入れたり、大きなものはコインランドリーを利用して下着などは手洗いをして、洗濯機を持たない生活をされている方もいらっしゃいます。
手間はかかりますが、メリットとしては衣類を傷めにくい、汚れをしっかり落とすことができる、そして『水と電気が節約できる』という効果もあります。

まずは、いつもあまり考えずに、洗濯機に放り込んでいた衣類の洗濯表示を確認するところから始めてみましょう。

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洗濯のやり方、手洗い洗濯をするなら、まずは衣類の洗濯絵表示をチェック

洗濯は洗濯機がするものと思っていた人も、手間がかかってもメリットがある手洗いでの洗濯に興味を持ちはじめているのではないでしょうか。

私もミニマリストにあこがれて、まずは断捨離からはじめてみましたが、洗濯機などの家電製品まではさすがに処分できませんでした。
でも、洗濯機を持たない人もいますよね。

洗濯物を手洗い洗濯をする場合について紹介します

衣類を手洗いする前に確認してほしい事

それは洗濯表示です。
手洗いと表記されているものは、手洗いで洗濯しましょう。
洗面器に水を張ったような絵があると思います。
また、そのマークの上に✕印があると、手洗いはできないという意味になるので注意してください。

手洗いをした方がいい衣類

衣類に使用されている素材が毛やポリエステル、ナイロンやアクリルの場合は、洗濯機を使用すると縮んでしまう事があります。
なので、このような素材の衣類は手洗いした方が良いでしょう。

また、色の濃い衣服は、色落ちして他の洗濯物に移ってしまう事もあるので、手洗いがおすすめです。
手洗いした方がいい洗濯物は、ブラジャーやストッキング、ニットやセーターなどです。洗濯機で洗濯すると、ダメージを受けやすそうな衣類は手洗いしましょう。

洗濯の種類ついて、やり方を知る前にまずは手洗いの種類を知ろう

手洗いした方がいい衣類には、これから洗濯機に入れるのではなく、手洗いしてみようと思いましたか?

手洗いには色々な種類の洗い方があるのでご紹介します

  • 押し洗い
  • 振り洗い
  • つけこみ洗い
  • つかみ洗い
  • もみ洗い
  • たたき洗い
  • つまみ洗い

押し洗いは、衣類を手で押して洗う方法です。
セーターなどの冬に活躍する厚手の衣類などは、押し洗いする事がおすすめです。

振り洗いは、洗濯液を入れたおけの中で衣類を振るようにします。
薄手のブラウスや、シルクのスカーフのような繊細なものは振り洗いしましょう。

つけこみ洗いは、汚れてしまった部分が外側になるようにして衣類をたたみ、15分程度置く方法です。

つかみ洗いは、洗濯液を入れたおけの中で、汚れている部分を握ったり離したり繰り返します。袖口など、汚れが気になる場合におすすめです。

もみ洗いも、洗濯液を入れたおけの中で汚れた部分をもむようにして洗います。
お子さんの汚れがヒドイ靴下や、旦那さんのワイシャツの襟などはこの洗い方がおすすめです。

こすったりもんだりすると、ダメージがありそうな衣類の汚れには、たたき洗いをしましょう。洗濯洗剤をスポンジや歯ブラシにつけてたたいて汚れを落とします。

シミがついてしまった衣類は、洗濯液を入れたおけの中でシミの部分をつまんでこすり洗いましょう。

手洗いで洗う!洗濯のやり方・手順について

色々な種類の洗い方がある手洗いですが、手洗い洗濯のやり方と手順について紹介します。

まずは、手洗いする時に用意するものです。

  • 洗濯用洗剤
  • 桶(大きめの容器であればOK、ない場合は洗面台のシンクでも)
  • ゴム手袋(私はすぐに手が荒れてしまうので、ゴム手袋はかかせません)

この3つです。

手順は、桶に衣類が浸かるぐらいのぬるま湯を張って、洗濯洗剤の容器に表記されている量の洗剤をぬるま湯に入れ、洗剤液を作ります。

(ここからは押し洗いの方法で説明します)

  1. 洗剤液を作ったら、桶に入る大きさに衣類をたたんでください。汚れている部分がおもてに見えるようにしましょう。
  2. それから衣類を洗剤液に入れ、手で桶の底に沈めるように押します。優しく押すようにしてください。
  3. 押したら手を離すと、衣類が浮いてくるのでまた押します。これを20回ぐらい繰り返してください。
  4. 次はすすぎです。桶の洗剤液を流して、桶を洗い、またぬるま湯を張ります。
    そして、先程と同じく押して浮かせるという事を繰り返し、ぬるま湯を替えて泡がでなくなるまで続けてください。大体2~3回、すすぎをすると良いでしょう。
  5. 脱水ですが、すすぎが終わったらバスタオルなどに手洗いした衣類を挟んで、水気を取っていきます。
  6. 洗濯機で10~30秒ほど脱水しましょう。

手洗いで洗濯をした後、洗濯機で脱水をしてもいいの?

上記で手洗いで洗濯する方法を紹介しましたが「あれ?優しく手洗いした洗濯物を脱水してもいいの?」と思いませんでしたか?

デリケートな衣類を手洗いした場合、脱水してもいいのか悩むかもしれませんが、脱水しても大丈夫ですよ。

水を絞る時に強い力で絞ってしまうと、優しく手洗いした意味がないと思ってしまいますが、手洗いした後の脱水のポイントを紹介するので参考にしてください。

  1. 手洗いした衣類を脱水する時は、衣類に負担がかからないように脱水してあげましょう。
    脱水する時のポイントは、まず洗濯ネットを使う事です。
    手洗いした衣類を脱水する時は、洗濯ネットは必需品になります。
    軽く水を切ってから、たたんで洗濯ネットに入れましょう。
    これで型崩れやシワの防止になります。
  2. 次のポイントは、脱水する時間です。
    デリケートな衣類を手洗いした場合の脱水は、短時間に設定しましょう。
    30~60秒で衣類の水分はとれるので、この時間を目安にしてください。
  3. 脱水をスタートして洗濯機が高速で回転し始めたら、一度停止し、衣類の形を整えるようにしましょう。
    ここでどれだけ水分が取れているかの確認もするといいといいですよ。

手洗いで洗濯をする最大のメリットは『水と電気の節約』

洗濯機を使用しないで手洗いで洗濯をすると、手間はかかるかもしれませんがメリットもあります。

それは水と電気が節約になることです。

例えば、4.5キロの洗濯機の場合は、70~100リットル程度の水を1回の洗濯で使用する事になりますいが、手洗いをした場合は、桶に水を張っても多くて20リットルぐらいで、すすぎをしても多くて40リットルぐらいでしょう。
衣類が少ない場合は、手洗いした方が水を節約する事もできるのでたまに洗濯機を使用しないで手洗いしてみませんか?

また、洗濯機を使用する時には電気も必要になりますが、手洗いはもちろん必要ないのでエコですよね。
洗濯機を毎日1回使用した場合の1ヶ月の電気量は約80~120円(1kwh20円で計算した場合)なので、それほど節約している感じはしないかもしれませんが、乾燥機を使用した場合の電気料は、使わない場合の料金から1,000円程度アップしてしまいます。
梅雨の時期などは、室内で干してもなかなか乾きにくいので洗濯乾燥機を使用する事が多くなると思いますが、その時期の電気料はアップしていますよね?
節約を考えるなら、なるべく使用する頻度を少なくしたほうがいいでしょう。

他にもメリットがあるとしたら、洗濯機が壊れてしまった時には買い換える必要がないことです。結構洗濯機は高額なので出費するとキツイですよね。
私も、よく家電製品は一気に駄目になると聞いた事がありましたが、それを本当に経験しました。
最初に洗濯機が壊れて、次に冷蔵庫、そしてオーブンレンジも壊れて、最後に掃除機も動かなくなりました。この年の家電製品の支出は我が家には大打撃でした。

また、洗濯機がないことで引っ越し代も少し安くなりますし、洗濯機に場所をとられないのでそのスペースを自由に使えます。そして洗濯機を掃除する必要もありません。

洗濯機を使用しないで手洗いにすると、こんなにたくさんのメリットがあります!
これからあなたも手洗い洗濯に挑戦してみませんか?