雨の日やジメジメとした日は、洗濯物がなかなか乾かなく、お困りの方も多いと思います。洗濯物が乾くためには湿度も重要。洗濯物を早く乾かしたいという時には、除湿機を使うのがおすすめです。
そこで、除湿機の効果的な使い方や、早く乾くための干し方の工夫などをご紹介します。洗濯物は、長く湿ったままの状態だと、生乾きの臭いの原因にもなります。洗濯物を少しでも早く乾かすために、干し方のコツを覚えておきましょう。
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洗濯物が乾くためには気温・湿度・風通しがポイント
洗濯物が乾くには、気温と湿度が大きく影響します。
同じ晴れた日でも、春と夏では夏の方が早く乾きますよね。
これはなぜかというと高い温度によって、洗濯物に含まれる水分が蒸発するからです。お湯を沸かしているのと同じ原理なのです。
室内干しと天日干しでは天日干しのほうが早く乾く
日光のじりじりとした暑さを服が受けるため、室内よりも熱を多く吸収して水分が早く蒸発しているためです。
湿度も大きな影響を与えます。
梅雨時期はたとえ気温が高くても洗濯物が乾きにくいですよね。むしろ気温が高いとよりジメジメして気持ち悪いと感じるでしょう。
湿度は空気中に含まれている水分をパーセンテージ化したもの
空気中に含まれている水分が多いということは、洗濯物に含まれている水分が蒸発して空気中に溶けるだけの飽きがないということです。
乾燥している場所には水分が少ないので、洗濯物に含まれている水分はどんどん空気中に出て行きます。
そのため、乾燥しやすい冬は部屋の中さえしっかり暖まっていれば洗濯物が早く乾きやすいのです。
気温と湿度のほかに風通しも重要なポイント
洗った洗濯物を干さずにずっと丸めておくと、ずっと濡れています。これは服に風が通り抜ける道がなかったためで、水分が風で流れていかずにずっと服の中に滞留したままになっていることになります。
部屋干しの洗濯物は除湿機を使って湿度を下げれば早く乾く
洗濯物がいつまでも乾かないと、生乾きの衣類に雑菌が繁殖しニオイの元になるほか、次の洗濯物を干すスペースが確保できなかったり、そうこうしているうちに着る服がなくなったりと大変ですよね。
おすすめなのが除湿機
空気中の湿度を吸い取ってくれるのでカラッとしますし、洗濯物のそばで運転すると洗濯物の水分も取ってくれるのでとても早く乾きます。
水分は重たいので、干しているうちに服の下の方に溜まってきます。そこで下から除湿をかけると早く効率的に乾かすことが出来ますよ。
洗濯物の量が多いと端の方の洗濯物までは除湿が回らないこともあるので、サーキュレーターや扇風機で風に流れを作ってあげましょう。衣類にも風が通り、除湿機の効果で乾燥も進むので満遍なく早く乾きます。
洗面所などの狭い空間に干している場合、除湿運転中はドアを締め切ってしまった方が早く乾きます。
リビングやキッチンと繋がったままにしているとそこから湿気が入ってくるので、純粋に洗面所だけの除湿にならず少し時間がかかってしまうのです。
湿度が高くても部屋干しなら雨の心配なし!部屋干しのメリット
天日干しにした洗濯物は、ふかふかで良い匂いがして気持ち良いですよね。できるだけ天日干ししたいと思う人が多いと思いますが、部屋干しにもメリットがたくさんあります。
部屋干しは天候と時間に左右されない
外がどんなに大荒れでも、全く関係ありません。特に干したときに晴れていてそのままお出かけしていたら途中で雨が降ってきたというときは、洗濯物は全て洗い直しになってしまいます。部屋干しならそのまま出かけて途中雨が降ったところで、慌てる必要はないわけです。
時間も部屋干しの場合は何時に干したって気になりません。
外に干すデメリットのひとつが、周囲の環境や季節に振り回されるということ
花粉の多い時期やPM2.5などが多くなってくると、洗濯物は外に干せません。また、工業地帯に住んでいると、工場から出る煙にすすが僅かに混じっていることがあるので、洗濯物を外に干すとすすが衣服に付いてしまいます。
色物だとわからないのですが、白い服を着ると明白です。
自分の住んでいるところの空気がきれいどうかは、玄関のドアを一度掃除してきれいにすると分かりやすいですよ。工業地帯だと一日で黒くなってしまいます。
また、工場が無くても車の量が多いところでは同様のことが起こります。
天日干しは確かにカラッと乾けば気持ちが良いのですが、湿度が高いとあまり部屋干しとは変わらないので、部屋干しの方がリスクは低いです。
洗濯物の乾く時間を短縮するために干し方の工夫
洗濯物は早く乾かすコツがあります。
早く乾くためには、衣類に風を通して繊維中の水分を抜くことが重要
そのためには衣類と衣類の間に空気が通りやすくするための道を作る必要があります。
洗濯物は、両端からワンピースなどの長いもの、生地の厚いものをかかけていき、真ん中にいくにつれて生地の薄いものや丈の短いものを干していきます。
そうすることで洗濯物を干した下には空洞ができ、そこから風が通りやすくなるのです。
空気の通りやすくて乾くのが早い洗濯物の間隔は15~20cm
家族が多かったりまとめて洗濯する人は洗濯物の量が多いのでこの間隔は難しいものがあります。
そういうときには、下に扇風機を置いて人工的に風を送り込むと狭い間隔でも早く乾きます。
タオルなどの書けて干すものは、タオル同士の接する面が少なくなるように干す
タオルの真ん中に物干し竿がく乗るのではなく、7:3くらいの場所に干すのがおすすめです。
タオルは乾くと物干し竿から落ちてしまうので、洗濯ばさみで固定しましょう。
フードが乾きにくいパーカーの干し方
フード付きパーカーは衣類の中でも乾きにくいもののランキング上位に入るものです。
とくにフードの部分だけがいつまでも湿っていて、なかなか片付かないですよね。
実は100円ショップにパーカー用の洗濯ハンガーというものが売られています。とても便利なのですが、間パーカーの枚数が多いとその分ハンガーを買い足すというのは経済的ではありません。
パーカーが早く乾くための工夫、針金ハンガーがおすすめ
クリーニング店から帰ってきた服にくっついている針金ハンガーでも自作することはできるんですよ。
- 針金ハンガーの両肩の部分を、折るように真ん中に曲げます。これだけです。
- あとはフードの部分に曲げた部分のハンガーを差し込み、針金ハンガーもパーカーと一緒に吊るして終了です。
フードを広げて風通しを良くすることでとても早く乾くようになります。
コツはとにかく「通気性を良くする」こと
干しているうちに、自分にぴったりの干し方も見つかるかもしれません。まずは上記で紹介した方法を参考にしてみてください。