セーターを洗濯したら伸びたという経験はありませんか?セーターは洗濯や乾燥によって伸びやすい衣類なので、洗濯の仕方に注意しなければなりません。洗濯で伸びてしまったセーターはまずは元に戻す対処法を試してみましょう。
ここでは、セーターが洗濯で伸びたときに元に戻す対処法について、袖や襟が伸びたセーターの場合やアクリルや綿のセーターが伸びた場合、洗濯で伸びたウールのセーターを元に戻す方法やセーターが伸びるのを防ぐ正しい洗濯方法などお伝えしていきます。
これを読めば、セーターが洗濯で伸びたときでもすぐに対処することができますし、セーターが伸びるのを防いで洗濯することもできます。ぜひ参考にしてみてください。
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洗濯で袖や襟が伸びたセーターはアイロンの蒸気で元に戻せる
セーターの洗濯で気になるのが縮みですが、洗濯で伸びてしまうこともあります。特に他の衣類に絡まることで袖が伸びてしまったり、襟元が伸びて波をうってしまうこともあります。
洗濯したセーターが伸びてしまっても諦めないでください。元の戻す方法がありますので、ぜひ、試してみてください。
洗濯で伸びたセーターを復活させる方法
- アイロンを使う方法
伸びてしまった部分にアイロンの蒸気をあてます。セーターに直接アイロンをのせたりはしないで、1センチくらい浮かせた状態でスチームだけをあててください。
スチームをあてることで繊維が柔らかくなりますので、手でギュッと握ってから形を整えてください。
最後にあて布をしてから、アイロンをかけるとキレイに仕上がります。 - ドライヤーを使う方法
アイロンのスチームと同じようにして、ドライヤーを使って元に戻すこともできます。袖口などがちょっと伸びた場合なら、ドライヤーで簡単に戻すことができます。袖口など伸びた部分を熱湯につけて形を整えます。その後でドライヤーの温風を使って乾かします。
アクリルや綿のセーターなら乾燥機を使って元に戻すこともできる
伸びたセーターの素材がウールではなく、アクリルや綿の場合は乾燥機を使って元に戻す方法があります。
乾燥機を使う方法
乾燥機は、回転式のタンブラー乾燥を使います。ご家庭のドラム式洗濯機の乾燥機はタンブラー乾燥なので使うことができますが、無い場合はコインランドリーの乾燥機を使っても良いでしょう。
伸びた部分に霧吹き水をかけて湿らせておきます。そのあとで、乾燥機にかけてください。セーターが伸びて型崩れをしてしまった場合は、元の形に戻すことができます。
袖口や襟元など伸びた部分が一部分だけではなく、全体的に伸びてしまった場合も、乾燥機を使うと良いでしょう。
自然乾燥させたセーターに霧吹きで水をかけて湿らせておきます。乾燥機に入れて、10分ほど回したら、セーターの様子を見てください。形が戻っていないようなら、更に乾燥させてみます。
アクリルや綿は洗濯や熱にも強いので、乾燥機を使って元に戻すことができます。ウール素材のセーターにはこの方法は向きませんので、注意してください。
洗濯で伸びたウールのセーターは水洗いで戻すのがオススメ
ウール100%のセーターの場合は縮むトラブルの方が多いですが、伸びてしまうこともあります。少し伸びたので元の大きさに戻したいということもあるでしょう。
洗濯で伸びたウール100%のセーターを復活させる方法
ウール素材の場合は、特に水温に気をつけてください。高温のお湯や冷たい水を使うと、ダメージを与えてしまします。30℃くらいのぬるま湯を使い、洗いからすすぎまで水温を変えずに同じ温度のぬるま湯を使うことが重要です。
- 洗濯桶にぬるま湯をためたら、中性洗剤を入れます。中性洗剤はおしゃれ着洗い用として販売されている洗剤で、普通の洗濯洗剤とは違います。代表的な商品にエマールやアクロンなどがあります。
- 洗剤を溶かしたぬるま湯の中にセーターを入れて、やさしく押し洗いをします。そのまま10分ほど放置しておいてください。
- キレイなぬるま湯にかえてすすぎます。
- 形を整えてから洗濯ネットに入れ、洗濯機で軽く脱水します。脱水しすぎるとシワができたり形が崩れますので、30秒位で十分です。水分が気になる場合はタオルドライをしてください。
- 日陰で平干しをしてください。これだけで元の大きさに戻ります。
干すときはしっかりと形を整えてください。
セーターが伸びるのを防ぐ正しい洗濯方法
セーターが洗濯で伸びてしまわないよう、洗い方のポイントをおさえておきましょう。正しい洗濯方法をすることで、伸びや縮みを防ぐことができます。
洗う前に洗濯表示を確認してください。桶のマークや洗濯機のマークがある場合は自宅で洗濯をすることができます。洗い方のマークにバツ印がある場合は自宅で洗濯ができないものなので、クリーニングに出します。
桶に手があるマーク、又は手洗いという文字がある場合は、洗濯機は使わずに手洗いをします。
セーターの正しい洗濯方法
- 洗濯用の中性洗剤を用意してください。中性洗剤はエマールやアクロンといったおしゃれ着洗い用の洗剤になります。
- 色落ちを確認します、セーターの目立たない部分に使用する中性洗剤の原液を少量つけます。そのまま5分位おいたあとで、白い布でおさえてみて色が移らないかどうかチェックしてください。
- 洗濯桶にセーターがかぶるくらいの水をいれたら、中性洗剤を溶かします。
- セーターを裏返しにしてから軽くたたみ、洗濯液の中でやさしく押し洗いをしてください。セーターの上から両手で軽く押し込み、浮いてきたらまた押すことを繰り返します。
- キレイな水にかえて、洗剤を落とすようにすすぎ洗いをします。洗うときと同じようにして、上から押しては離すを繰り返します。
- 洗濯機で30秒位軽く脱水するか、大きめのタオルにはさんで水気を取ってください。
- 干すときは、セーターを寝かせた状態で平干しをします。日光があたらない風通しのよい所に干してください。
ハンガーにかけて干してしまうと、水の重みでセーターが縦に伸びてしまいます。必ず平干しをするようにします。
セーターが洗濯で伸びたときは対処法で復活させましょう
自宅で洗濯したことでセーターが伸びてしまっても、元の大きさに戻すことができると判ると安心ですよね。
洗濯が心配だからと毎回クリーニングに出すのも手間がかかりますし、費用の面でも大変です。セーターも自分で洗うことができると、汚れたらすぐに洗ってキレイにすることができ、経済的にも助かります。
洗濯で伸びてしまった場合は、熱を加えて形を整えることです。ウール素材なら洗い直す方法が効果的です。
洗濯で伸びてしまわないよう、正しい洗濯方法を知ることも重要です。
また、セーターは日頃のケアでも長持ちさせることができます。
着用したセーターは洋服ブラシをかけてゴミやホコリを落とし、毛並みを整えておきます。また、汗を吸い込んでいるので一晩干してから片付けるようにしてください。
お気に入りのセーターはお手入れをしながら、大切に着てくださいね。