ニットは洗濯機か手洗いか洗い方のコツや失敗しないための注意点

ニットを洗濯機で洗うか手洗いで洗うかお悩みのあなた。ニットはデリケートな素材のものが多いので、手洗い表示があっても洗い方に注意が必要です。

ここでは、ニットを自宅で洗濯するときには洗濯機よりも手洗いをオススメしており、ニットの手洗い方法をご紹介しています。また、洗濯機の手洗いコースでニットを洗濯するときのコツや注意点、ニットを長持ちさせるための洗濯機の手洗い機能を使ったテクニックや自宅洗いする前の準備などお伝えしていきましょう。

これを読めば、ニットの自宅洗いも迷わずにできますし、注意するポイントがわかるので失敗しません。ぜひ参考にしてみてください。

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ニットは洗濯機よりも手洗いがオススメ

ニットは自宅で洗うことが難しいので、クリーニングに出しているという方も多いと思いますが、コツさえつかめれば自宅でも上手に洗うことができます。
ニットを自宅で洗うことができればクリーニング代を抑えることができますし、気になる汚れもすぐに落とすことができて安心です。

ニットを洗うときに心配なのが、縮みと毛玉ではないでしょうか。
ニットはお湯を使うと縮みやすくなります。また洗う時の温度差も縮みの原因になりますので、洗うときは30度位のぬるま湯を使い、温度が変わらないよう時間を空けないようにして洗います。

また、毛玉ができてしまう原因は、繊維が擦れたときに起きる静電気です。ニットを洗濯機で洗うと衣類が絡んで擦れてしまいます。そのため毛玉ができやすくなってしまいますので、ニットを洗う場合は、洗濯機を使わずに手洗いすることをオススメします。

ニットの手洗い方法

  1. ニットを洗うときは洗濯用の中性洗剤を使います。中性洗剤はおしゃれ着洗い用の洗剤で、代表的なものにアクロンやエマールがあります。中性洗剤はニット以外でもデリケートな素材を洗うときに使います。
    洗面器やタライなどにぬるま湯をいれて中性洗剤を溶かしておきます。
  2. ニットを洗う時は押し洗いをします。洗剤を溶かしたぬるま湯にニットをつけたら、上から優しく押します。手を離してニットが浮いてきたところで、再び押すということを繰り返して洗っていきます。
    縮みや毛玉を防ぐためにも、洗う時にこすったり揉んだりはしないでください。
  3. キレイなぬるま湯を使ってすすぎます。洗うときの押し洗いの容量で洗剤を落としていきます。途中でキレイなぬるま湯に替えて、1~2分位を目安にしてすすぎ洗いをしてください。
  4. 洗濯機を使って脱水をします。ニットを洗濯ネットに入れてから、15~30秒ほど脱水をします。洗濯ネットの代わりにバスタオルにはさんで脱水しても良いです。
  5. 形を整えてから平干しをします。ハンガーにかけてしまうと、水の重みで伸びたり型崩れを起こしてしまいます。日光があたらない場所で陰干しをしてください。

手洗いコースならニットも洗濯機で洗うことができる

ニットを洗濯機で洗いたい場合は、洗濯機のやさしく洗うコースを選びます。
普通の洗濯で使う標準コースで洗ってしまうと、洗い方が強すぎて、毛玉ができたり縮んでしまう場合があります。
洗濯機で洗う場合は、弱い水流でやさしく洗うコースを選ぶことがポイントです。

洗濯機でニットを洗う方法

  1. ニットはたたんでから、洗濯ネットに入れます。洗濯ネットを使うことで、衣類が絡んだり擦れてしまって毛玉ができてしまうことを防ぎ、型崩れも防ぐことができます。
  2. 洗濯機にニットを入れたら、洗濯用の中性洗剤をセットします。柔軟剤を使うと静電気を抑え、ふんわりと仕上げることができるのでオススメです。
  3. 洗濯機のドライコースや手洗いコースを選びます。メーカーによって名前は違ってきますが、やさしく洗うコースを選んでください。
  4. 干すときは、日光があたらない風通しの良い場所で平干しをします。

ニットを長持ちさせる洗濯機の手洗い機能を使ったテクニック

洗濯機を使ってニットを洗うとき、ちょっとしたコツで洗濯時にニットに与えるダメージを減らし、長持ちさせることができます。

最後の脱水をする時に時間を短めに設定します。10秒くらい軽く脱水したら、取り出してください。
脱水が弱いため水を含んでいるので乾燥するまでに時間がかかてしまいますが、ニットの繊維にかかる負担を減らすことができます。

ニットを早く乾かしたいからと絞ったりはしないでください。繊維が擦れあうことで毛玉を作ってしまい、型崩れの原因にもなります。
どうしても水気が気になる場合は、ニットをタオルではさみ、押して水分を取りましょう。その際もニットとタオルが擦れることのないように、やさしく扱ってください。

洗濯機でも手洗いでもニットの自宅洗いする前の準備とは

ニットを洗うと、洗濯機のドライコースを使った場合でも、やさしく手洗いをしても、少なからずダメージは与えてしまいます。また、洗濯を繰り返すことでもニットへの負担を与えてしまっています。
少しでもダメージを与えないために、洗濯をする前に下準備をしておくことも大切です。

  • シミや汚れを確認する
    洗濯をする前に、シミや汚れをチェックしておきます。気になるシミや汚れは事前に軽く落としておくと良いでしょう。
    シミの部分に中性洗剤をつけて、軽く指で抑えて洗剤をなじませておきます。力を入れすぎないようにして、軽く汚れを押し出すようにします。
  • 色落ちをチェックする
    色落ちがしないかどうかもチェックしてください。ニットは色落ちがしやすい面があります。色落ちが激しいものは、自宅で洗わずにクリーニングに出すようにしてください。
    ニットの裏の目立たない場所に中性洗剤を少量だけつけておきます。5分程してから、白い布やタオルでおさえてみて、色移りがしないかどうかを見ます。
    色落ちしやすいニットを自宅で洗う場合は、他のニットとは一緒に洗わずに単独で洗うようにしてください。一緒に洗ってしまうと、色移りを起こしてしまいます。

ニットの自宅洗いで迷ったときはクリーニングが安心

ニットを自宅で洗う場合には注意が必要ですが、どんなに気をつけていても失敗してしまうこともあります。
洗濯機のやさしく洗うコースを使っても、ニットが絡んだり擦れて、伸びてしまうことがあります。裾や襟元が伸び切ってしまったり、全体的にヨレヨレになった状態に洗い上がることがあります。

干し方を間違えてしまっても伸びたり、跡がついたりしてしまうことがあります。ニットは平干しが基本ですが、ハンガーにかけて干すと首元が伸びたり、肩にハンガーの形が残ってしまうことがあります。

自宅で洗う時は毛玉を防止するためにも、柔軟剤を使うことをオススメします。柔軟剤は静電気を抑える効果があるので、毛玉ができるの防ぐことができます。
また、ニットを全体的にふんわりとやわらかく仕上げることができます。

ニットは自宅で洗うことができるとは言っても、他の衣類に比べてトラブルや失敗も多いものです。
お気に入りのニットなら、無理に自分で洗ったりはしないで、プロのクリーニングにお任せするようにした方が安心です。

大切なニットを長く着られるように、日頃のケアもしてくださいね。