ニットを洗濯機で洗う場合の注意点と洗い方について徹底解説

お気に入りのニットのセーターなどは、自分で洗うと失敗しそうなのでクリーニング店に出しているという人も多いでしょう。

しかし、正しい洗い方がわかっていれば、自分で洗濯機で洗うこともできるのです。

今回はニットを洗濯機で洗う場合の注意点と洗い方について説明します。縮んだり伸びたりしないよう、正しく洗うようにしましょう。

また、洗った後の干し方や保管方法も大切です。干す時の注意点やコツについても説明しますので、洗い方だけではなく干し方も気をつけるようにしましょう。

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洗濯機でのニットの洗い方と使用する洗剤について

春先や秋口、冬場など気温の下がる時期に活躍するニットやセーター。

みなさんは「ニット」の洗濯はどうされていますか?
「洗濯すると縮みそうだから」「伸びてしまいそうだから」そのような理由でクリーリングを利用しているという方も少なくないと思います。

しかし、クリーリングも回数を重ねれば結構な出費になってしまいます。

そこで今回は、洗濯機でも失敗せずにニットを洗う方法についてご紹介します。
また、併せて使用する洗剤についてもご紹介しますので、参考にしてみて下さい。

ニットを洗濯機で洗う際の基本の洗い方と使用する洗剤

まず始めに!ニットを洗濯機で洗う場合には「洗濯表示」を確認を忘れずに。
洗濯機使用NGと記載されている衣服は洗濯機の使用は避けます。

次に、使用する洗剤についてご紹介します。

ニットの洗濯に使用する洗剤は、「中性洗剤」が基本です。
アルカリ性や塩素系漂白剤はニットを傷める原因となりますので、避けるようにしましょう。
もしも、染み付いた頑固な汚れがある場合には、ぬるま湯に中性洗剤を入れたものを用意し、その中で事前に手洗いを済ませておきます。

洗濯の手順についてご紹介します

洗濯をする際には、ニットをなるべく傷めないようにするため、ニット専用洗濯ネットを用意の上で進めるようにしましょう。

  1. 洗濯ネットの中にニットを入れます。
    ニットは裏返してたたみ、汚れている部分が前に出るように畳みます。
  2. 洗濯機のコース設定をします。
    おしゃれ着用またはドライ用に設定し、脱水時間は短く設定します。
  3. 洗濯機の設定が完了したら、洗剤を入れ洗濯を開始します。
    この時、使用する水温は「30度程度のぬるま湯」になるようにしましょう。

熱湯や冷たすぎる水は、ニットを傷める原因となりますので注意が必要です。

最後に、洗濯終了後の乾燥ですが、乾燥は「自然乾燥」が鉄則です。
ニットの繊維として使用されているウールは、洗濯後など濡れている時に熱が当たると縮んでしまうため、乾燥機の使用は避けるようにしましょう。

縮ませないために洗濯機でのニットの洗い方で注意すること

ニットをで洗うことで起きる失敗「縮み」

ニットは、様々な素材の中でも特に繊細な素材です。
そのためニットの洗濯の際には、他の素材と比べても、特に配慮して洗濯をする必要があります。

主に注意しなければいけないことは「水温」と「摩擦」の2つ。

低すぎる水温や高すぎる水温、その上でゴシゴシと擦るような強い摩擦はニットの繊維同士が絡まる原因となり、結果服が縮んでしまう原因となります。

そのため、ニットを縮めないためには、繊維同士がなるべく絡まらないように「摩擦を最小限に抑えること」がポイントです。

自分で手洗いをする際には、あくまでも優しく洗うように心がけましょう。

一方で、ニットの繊維の中にはとても繊細な繊維もあり、以下の繊維の場合には水洗いは避けることをオススメします。

  • レーヨン
    この繊維は、水に濡れると縮む性質持っています。
  • キュプラ
    キュプラもレーヨン同様に、水に濡れるとシワがつきやすくなる性質を持ちます。

この2つの繊維が含まれているニットの洗濯には充分に注意しましょう。

ニットを洗濯機で洗った後の干し方と傷めないための洗い方

ニットを洗濯機で洗った後の乾燥ですが、干し方によっては、ニットが伸びてしまう原因になることがあります。

ニットを干す際のポイントは、なるべく「平ら」にすること。

水分を含みやすいニットは通常の干し方で干してしまうと、下へ下へと重力がかかってしまい伸びてしまうため注意しなければいけません。

干し方としては、ハンガーを2、3本使って平らになるように干します。

一方で、洗濯機でニットを洗う場合には水温にも注意しなければいけません。

基本的に「10℃を下回る」ような冷たすぎる水温は、洗浄力を落としてしまい、ニットの素材を傷めてしまう可能性があります。

そのため、冬場など水温が下がる時期には、ぬるま湯を足すなど水温が下がり過ぎないように調整して洗濯を行うことも大切です。

ニットが伸びないようにするための干し方のコツを教えます

上記でもご紹介したように、ニットを干す際には、伸びてしまうのを防ぐために「平ら」になるように干さなければいけません。

最もオススメなのは「平干し専用ネット」を使う方法です。

平干し専用ネットを使えば、手で軽くシワを伸ばした後、ネットの上にニットを広げて置くだけで平らに干すことができます。

ニットを干す際に便利な平干し専用ネットは、100均でも購入することができますのでひとつ用意しておくと良いかもしれません。

一方で、平干し専用ネットがご家庭に無い場合には、お風呂のフタの上や床の上でもOKです。

ニットが乾きやすいように、ニットの下にタオルを敷きその上にニットを平らに置きましょう。

また、先述したような方法で平らに干すことが難しい場合には、物干し竿に二つ折りにしたニットをかけても干すことができます。
ただ、この方法で干す際には、袖が下に垂れないように充分に注意して干すようにしましょう。

ニットのセーターは正しく保管するようにしましょう

ニットのセーターは保管方法にも注意が必要です。

保管の際に気をつけるべきことは、たったひとつ!

「ニットを清潔な状態にしてから保管すること」

ニットに皮脂や汗、食べカスなどが残っていると、変色や虫食いの原因となります。
そのため、ニットを保管する際には、必ず洗濯をして汚れをきれいに取り除いてから保管することが大切です。

また、虫食いを防止する上では「圧縮袋」を使うのも良いでしょう。

厚手のセーターをコンパクトに収納する上でも大活躍すること間違いナシです!