洗濯で「すすぎ1回」の洗剤は本当に1回で良い?すすぎ方を解説

洗濯洗剤の中には「すすぎ1回」でも問題ないとされているものもあります。
実際に使うと、時間の短縮や電気代・水道代の節約になるため、すすぎ1回の洗濯洗剤を愛用している人もたくさんいます。

でも、この「すすぎ1回」の洗剤は本当に1回すすぐだけで問題はないのでしょうか。
敏感肌の人や赤ちゃんの洗濯物にも問題なく使用できるのか、気になるところです。

ここでは、すすぎ1回の洗濯洗剤は本当に1回で大丈夫なのかについてお伝えします。
上手に活用することで、毎日のお洗濯を楽にすることができますので、是非参考にしてください。

自分のライフスタイルに合った洗濯洗剤を選び、毎日のお洗濯をストレスなく快適に行いましょう。

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すすぎ1回の洗濯洗剤は本当に1回でいいのかについて

通常の洗濯ではすすぎは2回か3回であることが多いかと思います。すすぎ1回の洗濯洗剤がありますが、本当にすすぎが1回だけで大丈夫なのか不安になりますよね。

すすぎ1回の洗濯洗剤は、泡切れを良くすることですすぎの回数を減らすことが可能になった洗剤です。
洗濯をするときに出てくる泡は、洗濯洗剤に含まれている界面活性剤です。この泡がついている状態では洗剤がまだ残っているということになりますが、泡をきれいに洗い流すことで洗剤も落とすことができるのです。

すすぎ1回の洗濯洗剤は、すすぎを1回にすることができるという洗剤です。気になる方はすすぎを2回行っても問題ありませんし、より洗剤が残らない状態にすることができます。

すすぎ1回の洗濯洗剤を使うことで洗濯にかかる時間が短縮できる上に、すすぎに使う水の量が抑えられるため水道料金の面でも助かりますよね。更に泡切れが良くできているので環境問題にも貢献でき、地球にも家事にもやさしい洗剤と言えるでしょう。

すすぎ1回の洗濯・敏感肌の人は

すすぎ1回の洗濯洗剤はすすぎが1回でも大丈夫ではありますが、実は洗剤が完全に落としきれていない場合もあります。
洗剤には洗浄成分と、それに化学物資も含まれています。すすぎが1回だとこれらの成分が完全に流しきれずに、僅かですが残っている可能性があります。人体に害があるようなことはありませんが、化学物質に敏感な人や肌が弱い人の場合はすすぎの回数を増やした方が良いでしょう。
肌が荒れてきたり、かゆくなる可能性も考えられますので、心配な人はすすぎ1回の洗濯洗剤を使った場合も2回以上すすぐことをオススメします。

赤ちゃんがいる家庭もまた、すすぎの回数を増やした方が良いです。赤ちゃんの肌はとてもデリケートな上、衣類やタオルなど何でも口にすることが多いです。洗剤が落としきれていないものを口にしてしまうこともありえますので、お子様が1歳になるくらいまではすすぎの回数を増やしておいた方が良いでしょう。

すすぎ1回の洗濯洗剤以外でも、通常の洗濯洗剤を使う場合もまた、肌に不安がある人や赤ちゃんがいる家庭ではすすぎの回数を増やすことをオススメします。
すすぎは2回、3回行った場合でも完全に流しきれてはいないと言われています。人体に害があるような量ではありませんが、人によっては過敏に反応する場合も考えられますので、念の為にもすすぎはしっかりと行ってください。

どの洗濯洗剤がすすぎ1回?見分け方

すすぎ1回の洗濯をしたい場合は、まずは洗剤を選ぶ必要があります。通常の洗濯洗剤はすすぎ2回以上が基本になります。そのような洗濯洗剤を使っているのにすすぎの回数だけを減らして1回にしても、洗剤がきちんと落としきれていない可能性が大きいです。

すすぎを1回にしたい場合は、すすぎ1回用の洗濯洗剤を選ばなくてはいけません。
洗剤の容器の裏面を見てください。すすぎ1回が可能な洗剤は、「すすぎ1回」という文字が記載されています。すすぎ1回OKというアピールのマークが容器に目立つようにある洗剤もあります。必ず、すすぎ1回対応の洗剤を使うようにしてください。

一般的な洗濯洗剤やおしゃれ着洗い用洗剤はすすぎは2回以上が基本です。洗濯洗剤の容器に「すすぎは2回をおすすめします」というような記載がある場合は、すすぎは1回ではなく必ず2回以上行ってください。

すすぎ1回の洗濯洗剤は、すすぎを1回でも大丈夫ですが、2回以上行っても問題ありません。ただし、洗濯時のすすぎの回数が多いほど、やはり洗濯物に与えるダメージは大きくなってしまいます。

洗濯機をすすぎ1回に設定する方法

すすぎ1回の洗濯洗剤を用意した後は、洗濯機の設定にも注意が必要です。
通常の洗濯で使われる標準コースでは、すすぎは2回又は3回の場合が多いかと思います。洗剤だけを変えて、洗濯機をそのまま動かしてしまうと、せっかくすすぎ1回の洗濯洗剤を用意したところですすぎは2回のままになってしまいます。

お使いの洗濯機のコースを新たに設定する必要があります。洗濯機のメーカーにもよりますが、メモリーコースや手造りコースなど、設定を自分の好みに変えることができるコースを選びます。
すすぎのところだけを1回に設定して、洗いや脱水は標準コースに合わせてください。標準コースの設定がわからない場合は、一度標準コースのボタンを押すと、洗いや脱水が何分になっているかわかると思います。

メーカーによって設定の仕方が異なりますので、詳しくは取扱説明書を確認してください。

お使いの洗濯機にメモリーコースなどがついていない場合は、洗濯をする度にすすぎの設定を変える必要があります。
電源を入れてスタートボタンを押した後、洗濯機を一時停止します。そして、すすぎを1回に設定してください。洗濯をするときは毎回忘れずに行ってください。

洗濯のすすぎの方法・ためすすぎと注水すすぎについて

洗濯機のすすぎを設定するときや、洗濯洗剤の容器の裏目に「ためすすぎ」という文字が出てくることがあります。

すすぎには「ためすすぎ」と「注水すすぎ」という2種類があります。
洗濯機の標準コースのすすぎ方は、ためすすぎになります。これはためた水を使ってすすぐ方法です。
一方の注水すすぎとは、常に水道水を流し入れながらすすぐ方法になります。注水すすぎの方がキレイにすすぐことができますが、水道水を注水し続けるために水道の使用量は増えてしまいます。
一般的なすすぎはためすすぎになりますので、特に注水すすぎの指定が無い場合はためすぎで問題ありません。
肌が敏感な人など、少しでも洗剤を落としたい方の場合は、注水すすぎを選んでみると良いでしょう。

洗濯もすすぎ1回の洗濯洗剤を上手に使うことで、家事の時短につながり、水道料金も抑えることができます。
すすぎ1回の洗濯洗剤でも、気になる場合はすすぎを2回行うことでよりキレイに洗剤を落とすことができるので、安心して使うことができるかと思います。ぜひ、普段の洗濯に役立ててください。