洗濯に漂白剤は毎回使う必要はない理由と効果的な使い方

洗濯の度に漂白剤を毎回使っているあなた。漂白剤の使い方について見直してみてはいかがでしょうか。洗剤だけでは汚れがきちんと落ちているのか、臭いは取れているのか心配で、毎回漂白剤を使うことで安心してはいませんか?

そこで、洗濯に漂白剤は毎回使う必要はない理由と効果的な使い方について、漂白剤を毎回使う必要はないことや漂白剤を毎回洗濯に使うことで起きる色落ちや変色の危険性、漂白剤の効果的な使い方と使う時の注意点などお伝えしていきましょう。

これで、洗濯をするときは適度な頻度で漂白剤を安心して使うことができます。それに漂白剤を効果的に使うことでより洗濯上手にもなれるでしょう。

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洗濯するときに漂白剤を毎回使う必要はない

汚れをしっかり落としたいからと洗濯の度に、漂白剤を使ってはいませんか?漂白剤は毎回は使わずに、洗濯物の汚れの状態に合わせて使うようにします。

日常の衣類の汚れは皮脂や汗によるものが多く、この汚れは比較的軽い汚れなので洗濯洗剤だけでも十分落とすことができます。

漂白剤を使うのは、洗濯洗剤では落とすことができないような汚れです。食べこぼしなどのシミ、泥汚れ、洗濯でも臭いが取れない場合など、通常の洗濯ではキレイにすることができない汚れがある時に漂白剤を使います。

素材によっては漂白剤を使うことができない場合もあります。漂白剤は生地への負担も大きいため、どんな衣類にも使ってしまうと、素材によっては色落ちしたり見た目が変わってしまうことがあります。

漂白剤は必要な時にだけ洗濯にプラスするようにして、毎日の洗濯は洗濯洗剤だけ使うようにしましょう。

漂白剤を毎回洗濯に使うと色落ちの原因にもなる

漂白剤は落としにくい汚れに対処しているので、洗濯洗剤に比べると刺激がかなり強いものです。使い続けることで生地本来の色も薄くなってしまう可能性もあります。

特に気を付けたいのが、塩素系漂白剤です。塩素系漂白剤は白くする作用がありますので、白い生地にだけ使う漂白剤になります。色柄物に使ってしまうと、色や柄が抜けてしまうので注意が必要です。

色柄物にも使える酸素系漂白剤は色落ちの心配はありませんが、汚れを落とす効果が高いため、使い続けることによって色や柄も薄くなってしまうこともあります。

酸素系漂白剤なら安心だと思って洗濯の度に使ってしまうと、色落ちしやすい素材の衣類は色が薄まり見た目が変わってしまうこともあります。生地への負担にもなりますので、衣類の寿命を短くしてしまうことにもなります。

洗濯に漂白剤を毎回使っていると衣類が変色することもある

衣類の汚れによっては、漂白剤に反応して色落ちや変色をしてしまう場合があります。

日焼け止めがついてしまった衣類は、漂白剤の中の成分に反応してピンク色に変色してしまう場合があります。日焼け止めをよく使う夏は、汗もかきやすいため洗濯に漂白剤を使いたくなってしまいますが、場合によってはピンク色のシミが残ってしまうこともありますので気をつけてください。

また、アイボリーの色は色物に使える酸素系漂白剤でも白くさせてしまうことがあります。淡い色は色落ちしやすくなりますので、色落ちがするかどうかを確認してから使うようにしてください。

洗濯の前に、漂白剤が必要な汚れかどうかで洗濯物を分けてから、洗濯を仕分けるようにしましょう。汚れが気になる衣類には、汚れの部分にだけ漂白剤で処理をしてから洗濯をするのも良い方法です。

頻度を考えた漂白剤の効果的な使い方とは

漂白剤には主に塩素系漂白剤と酸素系漂白剤があります。
塩素系漂白剤は漂白力が強く、白い衣類についた汚れやシミなどを落としたい時に使うと効果が高いですが、色柄物には使うことはできません。抗菌の作用も高いので、白い布巾などに使うと良いでしょう。

一般的な洗濯で使うのは酸素系漂白剤です。酸素系漂白剤は漂白する力が穏やかで、色柄物にも安心して使うことができます。酸素系漂白剤には弱アルカリ性の粉末タイプと、弱酸性の液体タイプがあります。粉末の方が作用が強く、ウールや絹など動物性の素材に使うことはできません。
酸素系漂白剤も長時間つけておくと繊維を傷めてしまいますので気をつけてください。

漂白剤は気になる汚れやシミにだけ使うようにすると、汚れが軽い洗濯物にまで漂白剤を使わなくて済みます。
襟元や袖口の汚れなら、洗濯前にその部分に酸素系漂白剤を塗っておくことで、汚れを落としやすくすることができます。
食べこぼしなど洗濯洗剤では落とすことができないようなシミにも、酸素系漂白剤を直接つけてシミに染み込ませてから、普通に洗濯をします。

時間が経った汚れや全体的に黄ばみや黒ずみがある場合なら、つけ置きが効果的です。洗濯桶などに40℃くらいのお湯をためて漂白剤を溶かし、その中に汚れを落としたい衣類を1~2時間つけておきます。
酸素系漂白剤はお湯で効果を発揮しますので、40℃くらいのお湯に溶かすようにしてください。

漂白剤の使い方に注意して上手に洗濯しましょう

漂白剤を使う前に洗濯表示を見て、漂白剤が使えるかどうかを確認してください。
洗濯表示の三角形のマークが漂白剤についての表示です。三角形だけなら塩素系漂白剤も酸素系漂白剤も使うことができます。三角形の中に斜線がある場合は酸素系漂白剤は使うことができますが、塩素系漂白剤は使うことができません。
バツ印がある場合は漂白をすることができません。
古い洗濯表示の場合はエンソサラシという文字があるマークが漂白剤についての表示になります。このマークにバツがついている場合は漂白ができません。古い洗濯表示では酸素系漂白剤に関する表示がないため、色落ちなどが心配な素材は漂白剤を使用しないことをオススメします。

色落ちが心配な素材は、色落ちがしないかどうかをチェックしてから使うと安心です。
衣類の目立たないところに漂白剤の原液を少しだけつけます。数分おいてから、白い布で漂白剤をつけた部分をおさえてみて、布に色が移っていなければ色落ちの心配はありません。

漂白剤は使い方に気をつけると、洗濯物の汚れをキレイに落とし気になる臭いも取り除くことができます。
汚れの具合に合わせて上手に使い分けることが衣類の長持ちにも繋がります。