セーターを洗濯機で縮むのを防いで洗うには、事前の確認やひと手間が必要です。それさえ守れば、自宅の洗濯機でも縮ませずにセーターを洗うことができます。また、縮んでしまったセーターを元に戻す方法もあります。
そこで、セーターを洗濯機で縮むのを防ぐ洗い方と自分でできる戻し方について、洗濯機の使い方や洗濯機で洗えるかの確認、セーターを縮むのを防ぐ洗濯機を使った洗い方やセーターが洗濯機で洗ったら縮む原因、洗濯機で洗って縮んだセーターを自宅で伸ばす方法や伸ばさない乾かし方などお伝えしていきましょう。
これで、セーターを自宅の洗濯機で洗っても縮みの心配もないですし、例え縮ませてしまってもすぐに対処することができます。ぜひ参考にしてみてください。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
セーターは洗濯機のコースを選べば自宅でも簡単にキレイに洗える
セーターは洗濯機のドライコースを使えば自宅でも洗うことができます。ただし、事前の準備や干し方に気をつ...
ニットの洗濯方法について。洗濯機を使った洗い方のコツと注意点
ニットの洗濯方法は洗濯機を使っても洗うことができます。ただし、洗濯機でニットを洗う場合は洗濯方法の手...
セーターを洗濯するべき頻度やすぐに洗えなくてもできるケア方法
セーターの洗濯頻度はその人の使用頻度やそのセーターの素材によっても違うでしょう。セーターの洗濯はいつ...
スポンサーリンク
セーターを縮むのを防ぐには洗濯機の手洗いモードに変更を
セーターを自宅で洗濯するときに心配になるのが「縮み」です。手洗いするのが面倒で毎回クリーニングに出している人もいると思いますが、自宅の洗濯機で洗うことができたら助かりますよね。
セーターを洗濯機で洗う場合は、洗濯機の手洗いモードを選ぶことがポイントです。メーカーによって名前が違いますが、他にもドライコースやクリーニングモードなど、通常の洗濯の時に使う標準のモードよりもやさしく洗うことができるモードを選んでください。
洗濯機の手洗いモードは水の動きを抑えて、衣類にかかる負担を少なくしている
セーターのような洗濯が難しいデリケートな素材のものを洗うときに使うと良いモードです。
セーターを自宅で洗濯する前に、洗濯機で洗うことができるかどうかを確認してください。セーターについているタグに、洗い方の表示があります。
桶のマークか洗濯機のマークがある場合は、洗濯機で洗うことができます。バツ印がついている場合は自宅で洗濯することができません。クリーニングに出すようにしましょう。
セーターを縮むのを防いで洗濯機で洗う方法
セーターを洗濯機で洗う場合は、手洗いモードを選ぶ他に洗剤選びにも気をつけてください。
セーターを洗うときの洗剤は中性洗剤を選びます。通常の洗濯洗剤はアルカリ性の場合は多く、アルカリ性は汚れを落とす効果はありますが、セーターを洗う場合には強すぎます。
セーターは中性洗剤で洗う
中性洗剤はセーターなどデリケートな素材を洗うときに使う洗剤です。おしゃれ着洗い用として販売されている洗剤で、アクロンやエマールなどが代表的です。
- セーターについているゴミなどを取り除き、汚れ具合をチェックしてください。気になる汚れがある部分には、中性洗剤の原液を少量つけてなじませておきます。
- ボタンやファスナーがある場合は全て留めてから、たたんで洗濯ネットに入れます。汚れが気になる部分が表面にくるようにすると、汚れを落としやすくできます。
- 洗濯機に入れて、中性洗剤をセットしたら、手洗いモードを選びます。柔軟剤を使うこともオススメします。柔軟剤は繊維の滑りを良くして静電気を抑えてくれる働きがありますので、毛玉を防いで柔らかく仕上げることができます。
- 脱水は短めにして、1分以内にします。水気が気になる場合はタオルなどで軽くおさえて取り除いてください。
- 日陰で平干しをします。ハンガーにかけてしまうと、水の重みで伸びてしまいますので、必ず平干しをしてください。日光に当ててしまうと色あせを起こしてしまいます。
セーターが洗濯機で洗うときは縮む原因に気をつけましょう
セーターが洗濯で縮んでしまうのは、繊維が絡んだまま乾くことが原因です。
セーターの繊維は水を含むと広がる性質があり、広がった繊維同士が絡み合ってしまう
絡んだ状態のまま乾くことで縮みを起こしてしまいます。
また、洗濯中に繊維がすれることで毛羽たち、固くなってしまって縮むこともあります。
セーターを洗濯するときは、できるだけ絡んだり擦れたりすることを防ぐ必要があります。セーターを1枚ずつ洗濯ネットに入れ、手洗いモードを使って洗うことで、セーターが絡んだり擦れたりすることを防ぎます。
水温にも気をつけてください。特にウールは熱に弱く、お湯で洗うことで縮んでしまいます。乾燥機の熱も縮みの原因になりますので、セーターに乾燥機は使わないことも重要です。
洗濯機で洗って縮んだセーターを自宅で伸ばす方法
洗濯したことでセーターが縮んでしまったときはカッガリしますよね。大きく縮んで、着られなくなってしまう場合もあります。
完全に元の大きさに戻すのは難しいかもしれませんが、着られるくらいまで戻すことはできますので安心してください。
セーターにトリートメントを使う方法
髪の毛に使うトリートメントを使って、元に戻すことができます。
セーターの繊維の滑りを良くすることで、繊維の絡みをほどいて元に戻します。
- 洗濯桶などに30℃位のぬるま湯をためたら、トリートメントを溶かします。
- セーターを入れて、軽く引っ張りながら伸ばしていきます。
- そのままつけておきます。20~30分位、放置してください。
- 軽く絞ってから、バスタオルなどにくるんで水気を吸い取ります。
- 形を整えて、日光が当たらないところに平干しをしてください。
セーターにアイロンを使う方法
アイロンのスチームを使って、セーターの繊維を伸ばす方法です。
- セーターにアイロンの蒸気だけをあてます。直接セーターにアイロンをつけるようなことはしないでください。アイロンを浮かせたまま、蒸気だけをセーターにあてます。
- 熱を含んだセーターの繊維を手で引っ張って伸ばしていきます。引っ張って広げたら、再度、蒸気をあてます。
- 蒸気をあてて引っ張る作業をコツコツ繰り返します。希望の大きさになるまで、根気よく続けてください。
セーターは縮みを防いだ洗濯方法と伸ばさない乾かし方で
セーターが洗濯で縮んだしまうのを防ぐには、洗剤に気をつけてやさしく洗うことがポイントです。
セーターを洗濯機で洗う際は、必ず手洗いモードなどのやさしく洗うモードを選んでください。洗濯中に絡んだり擦れることを防ぐためには洗濯ネットに入れるようにし、中性洗剤を使うことも重要です。
できるだけセーターに負担がかからないような洗い方をする一工夫がポイントになります。
洗った後のセーターは、干すときにも注意が必要
セーターは必ず平干しをしてください。水気を含んで重くなったセーターをハンガーにかけて干してしまうと、水の重みで縦に伸びてしまいます。また、ハンガーの角の部分がセーターに跡となって残り、肩のあたりがポコッと膨らんでしまうこともあります。
セーターを干すときは、形を整えてから、日光の当たらない場所に平干しする
日光が当たってしまうと色あせや変色を起こしてしまう場合があります。風通しのよいところで陰干しをしてください。
セーターを洗濯機で洗うときは、縮みを防ぐポイントがあります。また、洗濯で失敗して縮んでしまっても、元に戻す方法もあります。
ぜひ、お気に入りのセーターもポイントをおさえて、上手に洗ってくださいね。