アイロンの使い方は服に合わせて基本やコツと注意点とは

アイロンの使い方は服の種類や素材によって違ってきます。アイロンがけの初心者であれば、まずはアイロンの基本的な使い方から覚えていきましょう。

ここでは、そんなアイロン初心者でもすぐにわかる基本的なアイロンの使い方やアイロンをかけるときの注意点、アイロンがけのコツやポイント、覚えておくと便利なアイロンテクニックをお伝えしていきます。

これを読めば、あなたもアイロンをすぐに使うことができるでしょう。
使い方を覚えれば、アイロンは簡単ですよ。ぜひ参考にしてみてください。

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基本的なアイロンの使い方とは

アイロンの基本的な使い方です。アイロンをかける衣類などにより、アイロンの使う機能が設定などは変わってきますが、かけ方は基本はどれも同じです。

衣類の洗濯表示を確認して、アイロンの温度を設定

衣類の素材によっては、高温でかけることができないものもあります。デリケートな素材の服でも、この点に注意すればアイロンを使うことができます。

アイロンは、同じ方向にむかってゆっくりと動かす

アイロンを持っていない方の手で、衣類のシワを伸ばしてアイロンを置き、動かします。縫い目などは特にシワがよっていることが多いでの、少し引っ張るようにして伸ばしてからアイロンを当てます。
アイロンをかける方向は同じ一方向にかけます。向きを変えてジグザグにかけると、逆にシワを作ってしまうこともあります。
デリケートな素材の衣類にアイロンをかける場合は、あて布をすると良いでしょう。ハンカチなどを衣類の上に広げ、その上からアイロンをあてます。

衣類が冷えてから畳む

熱いうちはハンガーに掛けておきます。
衣服がまた温かいうちに畳んでしまうと、折り目がくっきり残ってしまいます。せっかくキレイにアイロンでシワを伸ばしたのに、逆にシワをつけてしまうこともあります。

アイロンの使い方は服の種類や素材によって違う

アイロンをかける前に、衣類の洗濯表示を確認しておきます。衣類によって上限温度が設定されています。この洗濯表示は平成28年12月より表示方法が変更され、アイロンの上限温度も多少変わっていますが、差し支えのない温度で案内します。

  • アイロンに「高」の文字がある、又は、点が「3つ」ある
    高温でかけることができます。アイロンの底面温度は200℃を限度として、180~200℃でかけると良いです。
  • アイロンに「中」の文字がある、又は、点が「2つ」ある
    アイロンの底面温度を150℃を限度として、140~160℃でかけると良い
  • アイロンに「低」の文字がある、又は、点が「1つ」ある
    低い温度でかけます。110℃を限度として、80~110℃でかけると良い。スチームは使わない。
  • アイロンに「バツ」がついている
    アイロンをかけることはできません。

アイロンのかけ方も衣類によって変えると良いです。ニットなどのセーターにアイロンをかけるときは、あて布をします。ズボンなどは腰回しがかけにくいので、ズボンの中にバスタオルなど折って入れるとかけやすくなります。プリーツスカートは、プリーツごとにクリップなどでとめてからアイロンをかけるとと良いです。

アイロンを服へかけるときの注意点と使い方

衣類の洗濯表示を確認して、アイロンの温度を設定したら、アイロンをかけていきます。洗濯表示が取れてしまっていたり、表示が読みにくい場合は、下記を参考にしてください。

  • 麻・木綿…高温(180~200℃)でかけられます。
  • ナイロン・ポリエステル・レーヨン・毛…中温(140~160℃)でかけます。
  • アクリル・ポリウレタンなど…低音(80~110℃)でかけてください。

衣類を複数かけるときは、まず低温の衣類からかけます。アイロンは冷めるのに時間がかかり、底面の温度を確認することが難しいため、まずは低温の衣類をかけてから、設定温度を上げるようにします。

アイロンをかける時は、まずか小さいパーツからかけていくます。襟や袖口からかけ始めて、袖、身ごろと大きいパーツをかけていきます。
セーターやデリケートな素材は必ずあて布をするようにします。あて布をしないと生地にダメージを与え、生地がテカテカになってしまう場合があります。

アイロンの最適な使い方を覚えるのがポイント

アイロンにはドライとスチームがあります。ドライを使う場合は、低温でかけなければならない衣類や、生乾きの場合に使います。
生乾きのままでかけると、シワが取りやすくなります。完全に乾いている場合は、霧吹きで衣類を少し湿らせてからかけると良いです。
衣類の素材によっては気をつけなければなりません。

スチームは綿のシャツなどのシワを取りたいときや、スラックスに折り目をつけたい時に使います。アイロンをかけにくい衣類の場合は、ハンガーにかけたままスチームを当てることでシワを取ることができます。

スチームを使ったときは、中の水は必ず新しい水を入れ、使い終えたら捨てるようにしてください。水を残したままにしておくと、噴射口が詰まる原因になります。噴射口に錆がついてしまうと。衣類にも錆をつけシミになってしまいます。

覚えておくと便利なアイロンテクニック

アイロンをかけるときの便利なテクニックをご紹介します。

  • 縫い目の部分はシワがよりやすいので、裏側からもかけるのがポイントです。少し生地を引っ張る感じで伸ばしながらかけます。裏地も見えるようなコートなどは、裏地もかけます。
  • シャツの袖口をかけるときは、畳んだ状態でかけると折り目がついてしまうので、袖口にアイロンの尖った先端を入れてスチームを当てていきます。
  • アイロン台の上においてかけるのが難しい場合は、ハンガーに吊るしたまま、スチームをあてていきます。
  • 帽子など丸みがあってアイロンがかけにくい物は、中にタオルなどを詰めて形を整えたらスチームを当ててシワをのばします。
  • アイロンは服のシワを伸ばすだけではありません。例えば折り目がなくなりかけたプリーツやスラックスなどに折り目をつけることができます。ニットの伸びてしまった部分も形を整えるようにアイロンをかけると、ゆるみが目立たなくなります。

アイロンでちょっと疲れた感じになってしまった衣類がよみがえることがあります。また、シワがなくパリッとした衣類は清潔感も感じますし、きちんとした印象を与えます。アイロンは面倒ではありますが、ちょっとした一手間でオシャレに役立ててください。