洗濯表示に「手洗い」のマークがあっても、洗濯機のドライコースを使えば自宅で洗濯をすることができます。
「手洗い」の洗濯表示があると、洗濯機を使って洗濯をしてはいけないような気がしますよね。ですが、洗濯機のドライコースは通常の洗濯とは違う洗い方をするため、手洗いマークがある衣類でも洗濯機で洗濯をすることができるのです。
ここでは、洗濯表示に手洗いマークがあるときに洗濯機のドライコースで洗濯をする方法についてお伝えしますので、是非チェックしてみてください。
自宅でお洗濯ができれば、クリーニング代の節約にもなりますし、お店まで洗濯物を持っていく時間を省くこともできますよ。
大切な衣類を自宅の洗濯機で洗う方法についてお伝えします。
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洗濯表示に手洗いマークがあっても洗濯機のドライコースで洗濯ができる
手洗い表示マークがあるからといって、手洗いをするには時間がないし、かと言って普通に洗濯してしまえば、生地が傷んでしまう事になります。
洗濯表示を見て、洗濯機のドライコースを利用できるものはしましょう。
(その洗濯機によって、手洗いコースなど名称は様々です。)
自分で浸け置き洗いや押し洗いなどの手洗いをする方がいい場合もあります。
また、大丈夫だとされる表示でも、脱水時間を短くする事で更に生地の傷みを軽減させてくれます。
洗濯機でのドライコースでの洗い方
- 汚れた部分があれば、表面にくるように軽くたたみます。
- 飾りなどがあれば、裏にして軽くたたみます。
- 余裕をもって入る大きさのネットに入れます。
- 洗濯機のドライコースを選びます。
- 手洗い用の洗剤を、記載された量を入れます。
- 洗濯が終わったら、伸びなどに注意して広げて干します。
脱水機能を少なくするなら、バスタオルなどで包み込むようにして水分を吸い取ってから、広げて干す事によって乾きも早くなります。
手洗いの洗濯表示がある衣類を洗濯機のドライコースで洗う時の注意点
- 必ずネットを使用する
軽くたたんでネットに入れる事によって、生地への負担軽減につながります。 - 詰め込みすぎない
ネットにも、洗濯機にも詰め込まないで少量にします。 - ドライコース(手洗いコース)を利用する
特に脱水機能は生地に負担がかかることがあるので、短めにする事をおすすめします。
できれば10秒以内、長くても1分以内がいいでしょう。 - 洗剤は手洗い用の洗剤を使用する
手洗い用としての洗剤、おしゃれ着用などが市販されていますので、適量を守って使用しましょう。
柔軟剤も専用のものがあります。 - 洗濯が終わったらすぐに、広げて風通しのいいところで伸びないように干す
水分の残りが気になったら、乾いたタオルなどで吸い取ります。
いくつか一緒に洗うものがあるなら、色落ちしないか確認もしておきましょう。
衣類の型崩れや色落ちが心配なときや汚れがある時の洗い方
衣類の型崩れが心配な場合の洗い方について
- ネットに入れる
ネットに入れる事によって、引っかかったり絡まったりする事が減ります。
たたんでからネットに1枚ずつ入れましょう。
干す時も、シワを伸ばして広げて干します。
ハンガーに干して大丈夫なものと、伸びてしまう事を防止するために広げて置くほうにして乾かした方がいいものがあります。
- 色落ちが心配な場合
色落ちがしないか確認しておく。
手洗い用の洗剤の原液を、生地の裏側など目立たない場所に浸けて様子を見ます。
しばらくして、白い布などで押さえつけ、色が付くか確認します。
色落ちしているなら、色移りを避けるためにも他のものとは分けて洗いましょう。
手洗いマークがなく普通に洗濯が大丈夫なものなら、洗面器に水を入れて浸けて色落ちを確認する方法もあります。 - 部分汚れが気になる場合
洗う前に汚れの部分に専用の洗剤をつける。
専用の洗剤を気になるところに、タオルなどで押さえるようにしてつけてから洗濯しましょう。
洗濯表示の手洗いマークの意味について
平成28年から洗濯表示が変わりました。
手がある手洗いマークはもちろん、手洗いをする事を考えられています。
洗濯機のマークのものでは、下に線がないもの、1本線、2本線とあり、それによって意味が違ってきます。
●洗濯機の下に線がないもの…普通に洗濯機で洗える
●洗濯機の下に1本線のもの…洗濯機で弱い洗濯ができる
●洗濯機の下に2本線のもの…洗濯機で非常に弱い洗濯ができる
また、洗濯機の中にある数字は温度の限度です。
50なら50度までの液温、30なら30度までの液温としています。
また、四角の中に縦に1本線は「つり干し」、四角の中に横に1本線は「平干し」などの干し方の表示もありますので確認しましょう。
洗濯表示に手洗いマークがあってもドライコースで洗濯できる理由
洗濯機で非常に弱い洗濯ができる洗濯表示(下に横の2本線があるもの)はもちろん、手洗いマークの表示でも、洗濯機のドライコース(手洗いコース)で洗う事が可能になっています。
それは洗濯機でもドライコースで専用の洗剤を使用するなら、洗う水流や力加減が弱く、生地に負担がかかりにくい設定になっているためです。
通常の洗濯よりも、脱水しても絡みにくいですが、心配なら脱水の時間を減らしてもいいでしょう。
普通に洗濯機で通常コースで洗濯してしまえば、汚れはとれやすいですが、シワや型崩れがおきたり、生地が傷みやすいです。
デリケートな生地なら1度でも使用できなくなってしまう可能性まであります。
洗面器などで手洗いをするのは、生地が傷みにくいですが時間も手間もかかってしまいますし、クリーニングは油汚れには効果が発揮されますが水溶性の汚れには苦手分野です。
それぞれメリット、デメリットがありますので、洗濯表示と、専用洗剤の表示を見て、その汚れ具合などでも使い分けましょう。