洗濯マークが変わりました!
手洗いの表示は今まで『手洗い』とたらいに水がたまっている絵とともに示されていましたが、世界基準となったため、日本語でのわかりやすい表記ではなくなってしまったのです。
新しい手洗いの洗濯表示は、たらいのような桶に水が張ってあり、そこに手がツッコまれているイラストに変化しました。
だからといって、今までどおりの手洗いでよいというわけでもないんですって!
洗濯表示変更に伴い、製品の試験方法が変わり、洗濯基準も変わったそうです。
新しい洗濯マークの『手洗い』を覚えて、洋服を手洗いしましょう!
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洗濯表示に『手洗い』のマークが!失敗しない手洗い方法
毎日家事や育児に追われていて、たまにおしゃれをしてみようと思って着てみた洋服に手洗い表示が!と困ったことのある方も多いかと思います。
そうしたときには、洋服に影響の出るような手洗いはしたくないですよね。
そこで手洗い表示のある洋服を失敗せずに、きちんとお洗濯するにはどうすればいいかをご紹介していきます。
クリーニング屋さんに頼めばすぐに済みますが、そんな暇もなく生活している方はまず手洗いのやり方から覚えましょう。
手洗い洗濯のやり方の注意点について
- 水洗いをしてもいい洋服かどうか
- 洋服の採寸をしておく
この2点です。
水洗いをしてはいけない表示のある洋服もあります。
そうした場合はクリーニング屋さんに頼むほかありません。
※水洗いの出来ないものの表示は『手洗い30』というものです。意味の解説は後ほどご紹介します。
採寸をおすすめするのは、手洗いをした際に縮んでしまうこともあるからです。
手洗い洗濯に用意するもの
- 洗濯表示に合う洗剤
- 洗い桶(洗面台のシンクでも可)
手洗い洗濯の手順方法
- 水洗いの出来るものならば、表示に合わせた温度の水を用意して洗います。
温度に気をつけておかないと、洋服が縮む原因となることもあるため、しっかり確認しながら行いましょう。 - 洗濯表示に合った洗剤を使って洗濯。
汚れの気になるところから手のひらで優しく洗います。
あまりこすったり揉んだりしすぎると、生地を傷めますのでお気をつけください。 - 形を整えて干す、のですがこのときに水をしっかりしぼりすぎてはいけません。
やりすぎるとシワになってしまったり生地を傷めますので、程々の脱水にして干します。干すときにはビニール袋などを切って敷き、固定する、下に桶を置くなどの床が濡れないような工夫が必要かもしれません。
基本的な洗い方の手順はこのようなものです。
汚れの目立つ部分には手洗いで使うテクニックを使って、つまみ洗いやつかみ洗い、つけこみ洗いなどを行い、生地や材質によっては押し洗いや陰干しをするなどいろいろと対処が必要なこともありますので気をつけて洗濯をしていきましょう。
洗濯表示が『手洗い』だからといって、洗濯機の『手洗いコース』で洗ってはいけない
洗濯表示に手洗いとあっても『手洗いコース』で洗濯機の洗濯をしたこと、ありませんか?
実は洗濯表示では手洗いコースで手洗いしたことになる表示というものは存在しません。
洗濯表示で洗濯機が使えるという表示は、四角いマークか桶の表示になっており、洗濯機マークや桶のマークの中に数字や文字が書いてあるようなマークが、『洗濯機で40℃までのお水で洗える』『洗濯機の弱い水流で、30℃までのお水で、中性洗剤でなら洗える』というような意味を示しているものがあります。
桶にバツじるしのある場合だと洗濯機は使えないという判断になる
洗濯機で洗ってしまうと特にダメージを受けてしまいやすいのが、桶の中に水が張ってあるようなマークの中に注意事項の書いてあるものです。
さらに桶に水が張ってあるような表示に、バツじるしがなされていると水洗いはできません。
弱い手洗いのうえ、30℃の水までで洗濯が可能なもの、さらにその条件で中性洗剤でのお洗濯なら可能なものなど表示によって、気をつけるべき部分が様々あります。
人間にも様々いるように、その人間が身につけ自己表現のひとつとしている洋服にもいろいろと特徴があります。
表示の意味を理解してお洗濯していく必要があります。
洗濯マークが『手洗い不可』なら、絶対に水洗いしてはいけない
手洗い不可マークは先述したとおり、『桶に水が張ってあるような表示にバツじるしがなされている』マークが示してくれています。
もしこうした洋服を水につけてしまうと、あっという間に何個もサイズが変わったかのように縮んでしまったり、はたまたすっかり違う色のお洋服のように色落ちをしてしまったりとその洋服の良さをすっかりなくしてしまうことになります。
思い切って洗濯してしまおうことができる値段の洋服には、あまり見ない表示かもしれないので、間違えるということもないかもしれませんが、そうしたお洋服は自分でなんとかしようとする前にクリーニング屋さんに頼って、しっかりとプロの手で対処してもらうのが大事ではないかと思います。
洋服も千差万別でお値段からデザインまで様々ありますし、あまりにお気に入りのときには不安であればプロにおまかせしましょう。
無理な自宅でのお洗濯は節約になるかもしれませんが、後々悲しい結果を生むこともありますので表示の意味に自信が持てなければクリーニング屋さんに相談してみましょう。
洗濯マークのは一番左に表示されているものに従えばOK
洗濯表示はタグにめいっぱいいろいろなマークが描かれていることもあります。
そうしたときには一番左にあるマークを目安にお洗濯をしましょう。
洗濯表示は左から『洗濯の仕方』『漂白の仕方』『乾燥の仕方』『アイロンのかけ方』『クリーニングの種類』という並びになっています。
そのため洗濯の仕方について悩んだら、一番左の表示を見て判断すればいいのです。
そこに基本的には洗濯機のマークや桶のマークで洗濯機で洗濯できるのか、出来ないのか、どのくらいの水温でどんなふうに洗うと良いのかということを示す表示があります。
その他の洋服のことで悩んだら、並び順での分類ごとに見ていくと悩みが解消されるはずです。
洗濯の仕方の部分だけでいけば桶のバツは家庭での洗濯を禁止している表示だったり、わかりやすいものが多いです。
覚え方としては
『洗濯の仕方』→『桶のマーク(一番左端)』
※改正前の表示は、洗濯機の四角いマーク
『漂白の仕方』→『三角のマーク(左から二番目)』
※改正前は、フラスコのマーク
『乾燥の仕方』→『単純な四角のマーク(真ん中の表示)』
※改正前は、洋服の形の干し方指示マーク
『アイロンのかけ方』→『アイロンのマーク(右から二番目)』
※改正前は日本語で温度指示がされています。
『クリーニングの仕方』→『丸で囲んだマーク』
※改正前は日本語でクリーニングの種類が指示されています。
旧式洗濯表示のついたものには絞り方などまで指示がされているものがありますが、新式表示にはそのような内容のものはありません。
洗濯マークの表示だけではなく、分類や解釈の仕方も変わっています
洗濯表示は2016年の12月に新しいものになりました。
マークの形だけでなく、マークの意味や分類なども大きく変わっています。
今までの分類では
- 洗い方(7種類)
- 塩素系漂白剤の可否(2種類)
- アイロンのかけ方(3種類)
- ドライクリーニング(3種類)
- 絞り方(2種類)
- 干し方(4種類)
という分類で、『日本語で指示を出している表示』がほとんどでした。
ですが新しいJIS規格では
- 洗濯処理(14種類)
- 漂白処理(3種類)
- タンブル乾燥(3種類)
- 自然乾燥(8種類)
- アイロン仕上げ(4種類)
- ドライクリーニング(5種類)
- ウエットクリーニング(4種類)
というように分類の意味も変わり、さらに解釈も変わっています。
これらの分類は先ほど紹介した大きな5種類のカテゴリの中から細かく指示されています。
気になる方は消費者庁のホームページに新しいものも古いものも、表示について詳しく一覧になっているものがありますのでそちらも御覧ください。
洗濯にとって必要な情報を今までは『記号の表す洗い方をおすすめする』というものだった表示を、『回復不可能な損傷を起こさない最も厳しい処理・操作に関する情報を提供する』という情報として扱うことになります。
つまり記号の表す条件もしくは、その条件よりも優しい方法でのお洗濯をするという考え方をするような表示ということになります。
細かく分類されているのはお洋服を長持ちさせるためです。
家庭で行える洗濯の種類をより明確に表し、生地や素材の特性に基づいてお洗濯が出来るようになるので、より丁寧に家事を行う方法がきちんと分かるようになっています。
家での手洗いをよりきちんと行うためにも、覚えておいたほうがオトクな情報ですね。