ネクタイの洗濯を自宅でするには、ネクタイが洗えるかを確認する必要があります。洗えるネクタイなら自宅で手軽に洗うことができるので、いつも清潔にできますよね。
ここでは、自宅できるネクタイの洗濯方法について、ネクタイの洗濯の手順や事前の確認、洗濯したネクタイを美しく仕上げるためのコツや汚れた時にすぐできる対処法、ネクタイを長持ちさせるコツなどお伝えしていきましょう。
これで、シミがついたネクタイでも綺麗に汚れやシミを落として、長持ちさせることができますよ。ぜひ参考にしてみてください。
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ネクタイの洗濯は自宅でできる。正しい方法とは
ネクタイは自宅で洗濯をすると、よれてしまったり型崩れを起こしてしまいやすくなります。ネクタイを自宅で洗う時は失敗をしないように、正しい洗い方をおさえておきましましょう。
ネクタイを自宅で洗濯する時のポイント
- ネクタイを洗うときは強い力を加えずに、丁寧にやさしく洗います。ネクタイは胸元の目立つ場所にするものなので、型崩れを起こしてヨレヨレになってしまうと非常に見栄えが悪いものです。キレイに仕上げるためにも、丁寧に扱うよう気を配って洗いましょう。
- ドライマーク用の中性洗剤を使って洗います。
普通の洗濯洗剤は汚れを落とすようにできていますのでキレイに仕上がりますが、ネクタイのようなデリケートな素材に使ってしまうと、生地にダメージを与えてしまいます。
おしゃれ着洗い用として販売されている洗剤を使って洗います。エマールやアクロンなどが向いています。 - ネクタイを洗った後は、絞ったり脱水機を使わないようにしてください。バスタオルや大きめのタオルを用意して、タオルドライをします。
ネクタイの洗い方
- 洗面器などに30℃位のぬるま湯を入れ、中性洗剤を入れて混ぜまて洗濯用の液を作っておきます。
- ネクタイを入れて、5分位つけておきます。
- ネクタイをゆらし洗いします。洗濯液の中でネクタイを泳がすようにしてゆらして洗います。このとき、ネクタイを揉んだり擦ったりしないようにしてください。生地が毛羽立ったり型崩れを起こす原因になります。
- 次にネクタイをすすぎます。水を替えながら、洗剤をキレイに落とすようにしてください。
- 水気を切ります。タオルの間にネクタイをはさんだら、軽く押すようにして水分をタオルで吸い取るようにします。
- ハンガーにかけて干します。ネクタイの形を整えながらハンガーにかけて干し、直射日光が当たらない場所で干してください。
ネクタイを洗濯機で洗う方法
- ネクタイを洗濯ネットに入れます。ネクタイの大きさに合わせて、小さめの洗濯ネットを使うようにしてください。
- 洗濯機にネクタイを入れたら、中性洗剤をセットして、ドライコースを選びます。
- できれば脱水にはかけずに、タオルドライをしてください。大きめのタオルにネクタイをはさんだら、押すようにして水分を取ります。
脱水機を使う場合は、弱めに短い時間だけにしてください。 - ハンガーにかけて、日陰の風通しが良いところで干します。
ネクタイを自宅で洗濯するなら、色落ちも事前に確認を
ネクタイを自宅で洗いたいと思ったら、まずはネクタイが水洗いすることができるのかどうかを確認してください。
ネクタイを洗うことができるかは、ネクタイについている洗濯表示を確認します。ネクタイの裏側についている小さいタグに洗濯についての表示があります。
洗濯ができるかどうかは、洗い方を表す桶のマークか手洗いのマークを見ます。桶のマークや手洗いのマークがある場合は自宅で洗うことができますが、洗い方のマークにバツ印がついている場合は自宅で洗うことができません。その場合はクリーニング店へ持って行きましょう。
ネクタイを洗う時に気をつけたいのが、色落ちです。せっかくキレイに洗っても色落ちを起こしてしまったネクタイは使うことが難しくなるでしょう。
キレイに洗い上げるためにも、色落ちしないかどうかを確認してからにしてください。
ネクタイの色落ちの確認の仕方
ネクタイの裏側の目立たないところに、使用する中性洗剤をほんの少しだけつけます。
洗剤の量を調整するのが難しい場合は、綿棒の先に洗剤をつけてから、ネクタイの裏側につけてみると良いです。
1分ほどおいた後、白い布で上からおさえてみて、色移りがしないかどうか確かめます。
自宅で洗濯したネクタイは仕上げにアイロンで形を整えて
自宅で洗って干したネクタイは、ヨレヨレしていたりシワができていたりします。最後にアイロンを使って形を整え、キレイに仕上げていきます。
自宅で洗濯したネクタイのアイロンのかけ方
- アイロン台にネクタイの裏側を上にして置きます。
- 上にあて布を乗せます。あて布の上から、アイロンのスチームをあてていきます。
アイロンをネクタイの上に乗せてしまうと、ネクタイが平たくなってしまいます。ネクタイを結んだ時にボリュームが出なくぺったんこになってしまいますので、アイロンは1センチくらい浮かせた状態にして、スチームだけをあてるようにしてください。 - 裏面が終わったら、同じようにして表の面にもスチームを当てて完了です。形を整えるようにしながらスチームをあててください。
ネクタイのダメージを防ぐために、アイロンを使うときはスチームをあてるだけにしてかけますが、これではネクタイのシワが取りきれない場合があります。
その場合は、ネクタイに必ずあて布をして、裏面からアイロンをかえてみてください。アイロンは必ず低温でかけて様子をみます。低温でもシワが取れず、生地にテカリも出ていないようなら、中温にしてみてください。
アイロンをかける時は、力を入れて強く押さないように気をつけてください。
ネクタイが汚れたときは自宅ですぐに対処を
ネクタイは常に胸元にあるため、食べこぼしのシミがついてしまうことも多いかと思います。
ネクタイにシミをつけてしまったら、できるだけすぐに対処するようにしましょう。汚れはついてすぐの方が落としやすくなります。
ネクタイについたシミの落とし方
汚れが何によるものなのかによって、方法も違ってきます。
コーヒーや醤油のような水溶性の汚れの場合は、ハンカチやタオルなどを水で湿らせ、ネクタイについたシミの上から軽くたたいていきます。ハンカチやタオルに汚れを移すような感じです。汚れが取れたら自然乾燥させてください。
ソースやパスタソースのような油を含んだ汚れの場合は水で落とすことはできないため、ティッシュペーパーや乾いた布でネクタイについた油分を吸い取ります。
シミが残るようなら、クリーニングに出してしみ抜きをお願いしましょう。
すぐにシミを落とすことが出来ない場合は、帰宅してから必ずしみ抜きを行ってください。
水溶性のシミの場合は、綿棒の先に中性洗剤を染み込ませたら、シミの上から軽くたたいて落とします。その後で手洗いをするようにしてください。
油汚れを落とす時はベンジンを使うと効果的ですが、ベンジンをネクタイの生地に使うとトラブルも多いため、油性のシミの場合は無理に自分で落とそうとはしないで、クリーニングに出す方が良いでしょう。
ベンジンを使って落としたい場合は、綿棒にベンジンをつけて、汚れの上からたたいて落とします。汚れが落ちたら乾かしてください。
ネクタイは定期的に洗濯して長持ちさせる工夫を
お気に入りのネクタイなら、できるだけ長く使いたいものですよね。汚れがひどくなる前に洗うようにして、型崩れにも気をつけたいところです。
ネクタイに目立つ汚れがない場合でも、2ヶ月に1回くらい頻度で定期的に洗濯をした方が良いでしょう。
また、汚れやシミがついた場合は、その都度洗濯をするようにすると汚れも落としやすくなり、キレイな状態を保つことができます。
ネクタイには食べこぼしによるシミがつきやすいので、ネクタイを洗濯した後は撥水加工をしておくと安心です。
ネクタイが乾いたあとで、撥水スプレーをかけてから使うようにしましょう。新品のネクタイにも撥水スプレーをかけておくと良いです。
ネクタイを長く使うためには、ネクタイをほどく時に特に気をつけると良いです。慌てて力を入れて引っ張ったりはせず、ゆっくり丁寧に引き抜くようにしてください。
ネクタイを長持ちさせるポイントは、ネクタイを結ぶ時も解く時も丁寧に扱うことです。汚れは早めに落とすことで、キレイな状態に保つことができます。
自宅で洗濯できるネクタイなら、ぜひ、洗い方のコツをおさえて、試してみてください。