レーヨンは洗濯することで、しわになりやすい素材です。
光沢もあり肌触りもいいので、レーヨンの洋服がお気に入りという人も多いですよね。
そんなお気に入りの洋服にしわができるのはショックだけど、できれば自分で洗濯したい。
コツや注意点に気をつければレーヨンの洋服にしわをつけないように自分で洗濯することは可能ですよ。
ここでは、レーヨン素材の洋服が洗濯するとしわになりやすい理由や洗濯でついてしまったしわを取るアイロンがけのコツ、しわを防ぐ洗濯方法や注意点、レーヨンの洋服にしわを作らないためのコツについてお伝えしていきます。
これを読めば、これからはしわを付けずにレーヨンの洗濯をすることができるのでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
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レーヨン素材の洋服は洗濯したらしわになりやすい
レーヨンは光沢があってやわらかい質感で、一年中着ることができる素材ですが、デリケートで扱いが難しい面もあります。
レーヨンは天然素材を原料にした化学繊維でできています。水に弱いという特徴があるため、水に濡れることで縮んだりしわになりやすく、非常にデリケートな素材になります。レーヨンが多く含まれている衣類は取り扱いにも注意が必要です。
レーヨンは吸湿性と保温性に優れているため、ヒートテックの衣類にも使われています。レーヨンは発熱効果があり、汗をかいてもサラサラとしてしますが、一度濡れたら乾くのが遅いという面もあります。
レーヨン素材の衣類を普通に洗濯をしてしまったら、しわができて戻らなくなったり縮んでしまうことも多くあります。レーヨンを洗濯する場合は、特に注意が必要です。
レーヨンの洗濯でついてしまったしわを取るアイロンがけのコツ
レーヨン素材の衣類にしわができてしまったら、アイロンを使ってしわを取ることができます。
しわを伸ばすにはスチームを使いたくなりますが、レーヨンは水に弱い性質があるため、スチームは使えません。
ドライアイロンを使います。
レーヨンのしわを取る方法
- アイロンを80~110℃の低温か、又は120~150℃の中温に設定します。
不安がある場合は最初は低温に設定しておき、しわが取れない場合は中温に上げてみてください。 - レーヨンの生地の上にあて布をします。
あて布は専用のものでなくても、手ぬぐいや綿素材のハンカチで十分です。
レーヨンは熱に弱く、アイロンを動かすときの摩擦にも弱いので、必ずあて布をします。
レーヨンの生地の上に直接アイロンをあててしまうと、レーヨンの特徴でもある光沢がなくなってしまう場合もあります。 - アイロンをかける時は、繊維の向きに合わせて滑らせるようにして動かしてください。
力を入れすぎないようにするのも大切です。 - 低温でかけてみて、しわが取れないようなら中温でかけてみてください。熱に弱いので、高温のアイロンは使わないようにします。
しわを防ぐためにレーヨン素材の洋服を洗濯するときの注意点
レーヨン素材の洋服を洗濯する場合は、手洗いをオススメします。
レーヨンは水に弱い素材のため、手洗いをする場合もできるだけ素早く、水につけておく時間を短時間にするようにします。
レーヨンの洋服を洗う前に、洗濯表示を確認してください。洋服のタグに洗濯表示があります。桶のマークや洗濯機のマークが洗い方のマークになり、桶のマークに手がある場合、又は手洗イと文字があるものは手洗いできますが、洗い方のマークにバツ印がある場合は自宅で洗うことはできません。
レーヨンの洋服を洗う方法
- 洗濯桶か洗面器を2つ用意して、水をためておきます。
- 桶の一つに洗濯用の中性洗剤を溶かしてください。
洗濯用の中性洗剤はおしゃれ着用の洗剤で、アクロンやエマールなどがあります。 - 洗剤を溶かした桶の中にレーヨンの洋服を入れたら、素早く振り洗いをします。
- 振り洗いは洗剤液の中で洋服を泳がせるようにして洗います。
- 洗い終えたら、もう一つのキレイな水の桶に入れて、すすぎます。
- すすぎ終えたらタオルの間にはさみ、水分をタオルで吸い取ります。
洗濯機で脱水してしまうとしわになりやすいので、タオルドライをします。 - 干す時は平干しをするようにしましょう。ハンガーにかけて干すと水の重みで型崩れを起こしてしまう場合があります。
お気に入りのレーヨンの洋服にしわがついたらクリーニングへ
レーヨン素材の洋服は、どんなに気をつけて洗濯をしてもしわができてしまう場合があります。
低温のアイロンでしわを取ることはできますが、自分でアイロンをかけることが不安な場合や、アイロンを使ってもしわが取り切れない場合は、クリーニングに出すようにしましょう。
クリーニングでは生地を痛めることなく、レーヨンについてしまったしわを取ってくれます。
レーヨン素材の服の中には高価なものや、お気に入りのもの、パーティなど特別な時にだけ着ているものもあると思います。そのようなときも、自分で洗濯をするよりは、クリーニングに出した方が安心です。
レーヨンのようなデリケートな素材は扱いが難しいので、無理をしないのも大切です。
自分で洗濯をして失敗してしまった場合も、クリーニング店で相談してみると良いでしょう。
レーヨンを洗濯するときはしわにならない工夫をしよう
レーヨンはしわができやすい素材です。レーヨンの特徴をおさえて、できるだけしわができないようにすることが重要です。
レーヨンは水に弱い素材なので、雨には注意が必要です。雨があたった部分にはシミのように残ってしまうこともあります。
雨の日の着用はできるだけ避けた方が良いでしょう。
一度着用した洋服はすぐにはしまわずに、一晩~数日は干しておくと良いです。着ている間に汗をかいてしまうため、生地が湿っていて型崩れを起こしやすくなります。ハンガーにかけて干しておき、連日の着用はできるだけ避けましょう。
洗濯をする時は特に注意が必要です。水に弱いので、できるだけ素早く洗うことがポイントです。洗剤にも気をつけ、やさしく素早く洗うようにしてください。
特に脱水機にかけることは避け、タオルドライをしたあとに平干しをします。
しわが気になった場合や、洗濯をして乾いた後には、アイロンをつかってしわを伸ばします。アイロンは低温~中温のドライアイロンでかけます。レーヨンは水に弱いのでスチームを使わないようにしてください。
お気に入りのレーヨンの洋服も、洗濯や着用したあとのケアで型崩れなく長持ちさせることができます。
しわができてしまった場合も慌てずにアイロンで処理しましょう。心配な時はクリーニングに出すことで、生地を痛めることなく長く着ることができます。