レーヨンを洗濯して縮むのを防ぐ洗い方のコツと戻し方

レーヨンは洗濯することで縮むことがあります。それは、レーヨンは水に弱い素材だからです。でも、自宅で洗濯できないわけではありません。しっかりと縮むのを防ぐ洗い方の工夫をすれば、自宅でも洗うことができるのです。

そこで、レーヨンを洗濯しても縮むのを防ぐ洗い方のコツについて、レーヨンの正しい手洗い方法や縮みを防ぐ干し方のポイント、洗濯機を使ったレーヨン素材の洗い方のコツや洗濯して縮んでしまったときのレーヨンを元に戻す方法、洗濯したレーヨンの保管方法などお伝えしていきます。

これで、お気に入りのレーヨンの洋服も縮ませずに洗濯することができるでしょう。
万が一縮ませてしまっても対処法があるので、参考にしてみてください。

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レーヨン素材の洋服を洗濯するなら縮むのを防ぐ手洗いがオススメ

サラッとした肌触りと適度な光沢感、柔らかい素材が特徴のレーヨンの洋服。

そんなレーヨン素材は、女性らしさを演出してくれるため気に入っているという女性も多いますが、「洗濯」をする際には注意が必要です。

レーヨンという素材は、水に浸かっている時間に比例して縮んでしまいます。
そのため、長時間水に浸けるような洗濯方法は避けなければいけません。

最も良い洗濯方法は「手洗い」で「数分程度で済ませる」こと。

実際の洗濯手順は以下の通りです。

  1. まずはバケツの中に洗剤と水を入れておきます。
    また、この際に使用する洗剤は中性洗剤でも問題ありませんが、用意できるようであれば専用のものがオススメです。
  2. 1の中にレーヨン素材の洋服を入れて洗います。
    洋服は、軽く畳んで手短に「押し洗い」をするのがポイントです。
  3. 次に、バケツの水をキレイな水に入れ換えて洋服を再度押し洗いをします。
    これを2~3回繰り返して下さい。
  4. 最後に脱水をかけます。
    洗濯機の中に絞っていない状態の洋服を入れ、30秒程度脱水をかけましょう。

また、先述したようにレーヨン素材は、水に浸かる時間が長いと縮む原因になります。
上記の手順は、なるべく1~2分程度を目安に済ませるようにしましょう。

レーヨンの洋服が洗濯して縮むなら干し方にも工夫を

レーヨン素材の洋服が洗濯後に縮んでしまうのを防ぐためには、干し方にも一工夫する必要があります。

レーヨン素材の洋服の干し方のポイントは以下の3つ!
ポイントを押さえてお気に入りの洋服が縮んでしまわないようにしましょう。

レーヨン素材の洋服の干し方

「洋服のシワを伸ばすこと」

洗濯によってできたシワは、洋服が縮んでしまう原因にもなります。
脱水後は、優しくしっかりとシワを伸ばすようにしましょう。

「直射日光を避けること」

レーヨン素材は直射日光を浴びると日焼けや変色の原因となります。
そのため、直射日光の当たる場所は避け、陰干しで干すようにしましょう。

「ハンガーを使用すること」

柔らかくシワになりやすいレーヨン素材は、「ハンガー」を使用して干すのがオススメです。
また、洗濯ばさみ等はシワの原因となる場合がありますので、注意が必要です。

縮むのを防ぐ洗濯機を使ったレーヨン素材の洗い方のコツ

先述しているように、レーヨン素材はとても水に弱く、長時間水に浸けて洗う方法は向いていません。

そのため、長時間水に浸けることになる「洗濯機」は避けるべきと思いがちですが、以下でご紹介するコツを押さえれば洗濯機を使用して洗うことも可能です。

レーヨン素材の洋服を洗濯機で洗う際に最も重要なことは「とにかく短時間で終わらせること」。
レーヨン素材の洋服を洗う際には、「手短」に終わらせるように意識して進めていきましょう。

それでは、実際の洗い方の手順をご紹介します。

レーヨン素材の洗い方の手順とコツ

「洗い

初めに大きめの桶などを用意します。

その中に洗剤と水を入れ、洋服を押し洗いします。
この際に使う洗剤は「ドライクリーリング用」がオススメ。

また、洋服を洗う際には素早く洗うことができる「手洗い」で行うようにし、洗濯機は使用しないようにしましょう。

「すすぎ」

洗濯機の中に洋服がしっかりと浸るくらいの水を溜めます。
水が溜ったら、洋服を中に入れて20~30秒程度すすぎをかけます。

「脱水」

最後に洋服の脱水を行いますが、脱水は洗濯機で素早く済ませるのがコツ。

すすぎを終えた後の絞っていない状態の洋服をそのまま洗濯機の中へ入れ、20~30秒程度脱水をかけましょう。

また洗濯が終わった後の洋服は、シワをしっかりと伸ばしてからハンガーにかけ、陰干しで乾かすようにしましょう。

洗濯して縮んだレーヨンを元に戻す方法

縮んでしまったレーヨン素材の洋服を戻したい!
そんな場合には「アイロン」を使えば元に戻る可能性があります。

まずは、アイロンを低温に設定し洋服の片側を固定します。

洋服を固定したらもう片側を引っ張り、アイロンを当てていきます。
この時アイロンは洋服に当ることのないように、少し浮かせて当てるようにしましょう。
また、アイロンを使用する際には、「スチームアイロン」の使用は厳禁です。
レーヨン素材は水に弱く縮む原因となりますので、絶対に避けるようにしましょう。

時間と手間はかかりますが、上記の方法を行えばレーヨン素材の縮んだ洋服を元に戻せる場合があります。

縮んでしまって悩んでいる場合には、一度試してみてはいかがでしょうか。

洗濯で縮みやすいレーヨンは湿気対策もしっかりしましょう

これまでご紹介してきたように、レーヨン素材は「水」にとても弱い素材です。

そのため、衣替え等でレーヨン素材の洋服をしまう際にも、保管方法に注意しなければいけません。

レーヨン素材の洋服を保管する上で注意すべきポイントは「湿気」と「虫食い」の2つ。

レーヨンの洋服を保管するときの注意点

湿気対策について

レーヨン素材は、水気のある所だと縮んでしまう可能性があります。
そのため、保管する際にはしっかりと乾燥させてからしまうことが大切です。

また、保管する際には乾燥剤も一緒に入れるようにして、湿気対策を行うようにしましょう。

虫食い対策について

レーヨン素材は、柔らかく虫食いに遭いやすい素材でもあります。

そのため、保管する際には防虫剤を使用したり、洗濯でしっかりと汚れを落としてからしまうことが大切です。
虫食いの餌となる原因を取り除いてから保管するようにしましょう。

レーヨン素材の洋服は、素材の特性と注意点を押さえてしまえばご自宅でもお手入れや保管をすることができ、クリーリング代の節約にも繋がります。

大切な洋服を長く愛用するためにも、今回ご紹介した洗濯方法や保管方法をぜひ参考にしてみて下さい。